ZIPANG-8 TOKIO 2020【令和6年能登半島地震】空飛ぶ捜索医療団・船舶による水や食料などの物資支援を開始


令和6年1月1日午後4時10分頃発生した、能登半島地震で被害を受けた皆さまに、
心よりお見舞い申し上げます。(編集局)


空飛ぶ捜索医療団・船舶による水や食料などの物資支援


緊急支援チームは、これまで捜索救助チームと医療チームに分かれて活動。捜索救助チームは、災害救助犬2頭とともに、消防、自衛隊と連携して土砂崩れや津波被害、倒壊の激しい地区にて捜索活動を続けています。


ハンドラーの大西は「救助犬ロジャーは、雨が降って滑りやすい屋根の上も臆さず進んで捜索してくれた。その頑張りを褒めてあげたい」と、救助犬の奮闘ぶりを報告。


空飛ぶ捜索医療団「決して諦めない、今できる支援を続ける」


レスキューチームは、津波被害も出ている鵜飼地区で珠洲消防署や消防団と連携し、捜索活動を実施。周辺は、右も左も倒壊家屋が続く甚大な被害が出ており、津波に運ばれた土砂と瓦礫が一面を覆う凄惨な状況です。


厳しい状況のなかで1名の生存者を発見!


「厳しい状況のなかでも1名の生存者を発見することができた。まだまだ生存者が見つかる可能性は十分にある」と、混乱する現場のなかでも、一秒でも早く、一人でも多くの被災者を救うためにすぐに待機所に戻り、次の支援に備えまる。

空飛ぶ捜索医療団では今後、医療スタッフを増員し、支援体制を強化していく方針。


空飛ぶ捜索医療団 医療チームによる医療ケア


医療チームは、珠洲市総合病院と連携しながら病院の負担を分散するために、一部避難所に臨時診療所を開設。主に軽症の方や健康に不安がある方、薬だけ必要な方への医療ケアのほか、衛生管理としてトイレなどの環境改善、さらに安否確認含め配慮が必要な方のいる家に訪問診療も行っています。


空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”ヘリコプターによる救助活動


また、ヘリコプターチームは、医療チームと連携して近隣病院への患者搬送をはじめ、道路が寸断され孤立している地域の調査活動なども行っています。


1月5日「豊島丸」珠洲市飯田港に接岸。災害支援の拠点を担う


認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(本部:広島県神石高原町 代表理事:大西健丞)が運営する空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”は、1日地震発生直後に緊急支援チームを結成。第1陣が陸路で現地に向かい、翌早朝には第2陣としてヘリコプター2機も出動。現地にて情報収集をはじめ、救急・捜索活動、医療支援を続け、今後は急務となっている物資支援を推進するため、船舶を活用した支援活動を開始します。


隠岐郡海士町にて給油。現地でニーズの高い生活用品などの支援物資を積み込む。


1月2日18時20分、ピースウィンズが所有する船舶「豊島丸」は、停泊していた愛媛県今治市大三島を出航。関門海峡を経て日本海に出ると、途中、島根県沖の海土町にて給油。水や食料のほか、使い捨てカイロ、マスク、生理用品、おむつなど、現地でニーズの高い生活用品などの支援物資を積み込み、1月5日13時頃、飯田港に到着しました。


空飛ぶ捜索医療団「豊島丸」支援のため着岸。岸壁にも地震による隆起などが見られる


大型トラックによる陸路から珠洲市内へのアクセスが難しい状況のため、支援物資の集積拠点を飯田港からおよそ48km南にある七尾港近くに設置する予定。岸壁にも地震による隆起などが見られ、海底には被災前は確認されなかった障害物が感知されるなど、接岸には細心の注意が必要ですが、今後「豊島丸」が七尾港と飯田港を往来して物資支援や支援スタッフのサポートにあたります。また物資輸送だけでなく、スタッフの搬送も行っていく予定です。


◆「豊島丸」主要諸元

・全長 40.00m

・全幅 8.00m

・深さ 3.30m

・満載喫水 2.80m

・総トン数 240t

・最大速力 13.75kt

・航続距離 約2300海里


◆空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”

所在地:〒720-1622 広島県神石高原町近田1161-2 2F

TEL:0847-89-0885(代)/ FAX:0847-82-2949

活動開始:2019年12月

プロジェクトリーダー:稲葉 基高(医師)

運営団体: 特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

関連団体: 公益社団法人シビックフォース


認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(代表理事兼統括責任者:大西健丞、本部:広島県神石高原町)が運営する、大規模災害の被災地にいち早く駆けつけ、救助・救命活動を行う、医療を軸とした災害緊急支援プロジェクトです。


航空機やヘリコプター、船などの輸送手段を活かし、医師や看護師、レスキュー隊員、災害救助犬などの救助チームが被災地に赴きます。東日本大震災以降、ほぼ全ての国内大災害に出動し、多くの被災者の方々を支援してきました。


現場では自治体、病院、NPO、企業、さらに自衛隊・消防などとも連携を図り、発災直後の救助・救命活動から物資配布や避難所運営、中・長期的な復興のサポートまで必要な支援を最適な形で届けます。


◆特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンについて

ピースウィンズ ・ジャパンは、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する日本発の国際協力NGOで、大西健丞により1996年に設立されました。


これまでに世界37の国と地域で活動してきました。また、災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団」の運営や地域活性化、犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動「ピースワンコ・ジャパン」など、社会課題の最前線で解決に全力を尽くす、ソーシャルイノベーション・プラットフォームとして挑戦を続けています。


代表理事兼統括責任者:大西 健丞

設立年月:1996年2月

所在地:広島県神石高原町近田1161-2 2F

東京事務所:東京都渋谷区富ヶ谷2-41-12 富ヶ谷小川ビル2F

主な活動:海外人道支援、災害緊急支援、地域復興・開発支援、犬の保護・譲渡活動


補足 1月6日

珠洲の北側沿岸に位置する馬緤町(まつなぎ町)


海底の地盤が隆起。地震の脅威を物語る異様な光景

1月6日に訪れたのは、珠洲の北側沿岸に位置する馬緤町(まつなぎ町)。地震による土砂崩れや地盤の隆起、さらに津波の被害により、一時は完全に道路が寸断されていた孤立集落です。道路は一部修復され、自衛隊車両がなんとか入れるようにはなりましたが、道路の損傷は激しく、一般車両の通行はリスクが高いとの判断から制限されています。

雨雲の切れ目を縫うようにヘリコプターを飛ばし、約50名の被災者が身を寄せる避難所に、医師/看護師/調整員の3名で訪問しました。


珠洲の北側沿岸に位置する馬緤町(まつなぎ町)の様子


上空から見ると、馬緤町周辺の海岸沿いは、海底が露出し、まるで干上がっているように見えます。地震による大規模な地殻変動が原因の隆起と考えられ、マグニチュード7.6の脅威を思い知らされる、異様な光景です。


全国の皆様のご支援に心より感謝申し上げます。


鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使


協力(順不同・敬称略)

空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”

隠岐郡海士町役場

紅山子(こうざんし)


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



アーカイブ リンク記事をご覧ください。



息づく新たな文化

本年度開校した大船渡市の東朋中学校。赤崎、綾里両中が統合後、初めて開かれた文化祭で、「アンブレラスカイ・プロジェクト」として、全校生徒がデザインした傘が会場を彩った。校史のスタートから約半年。一歩一歩着実に、新たな文化が息づいている。


岩手県ケセン地域の人たちの明るい笑顔は…能登の皆さんも頑張ってと励ましているような



国が東日本大震災からの復興のリーディングプロジェクトとして整備を進める復興道路・三陸沿岸道路(三沿道、延長359㌔)のうち、普代村第16地割から久慈市新井田を結ぶ「野田久慈道路(普代~久慈)」(同25㌔)が12月18日(土)に開通することが決まった。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


黄金の国ジパング『ケセン』(その1~その13)は、その14巻末のアーカイブリンク記事にてご覧いただけます。

 ZIPANG-5 TOKIO 2020 黄金の国ジパング『ケセン』(その14)【東海新報社】 ~けせんの詩~ <フォト・ストーリー>
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/23870244



《必見》

           想定される大規模地震

          地震震度6弱以上の揺れの確立


政府の地震調査委員会(東京大学教授の平田直調査委員長)は26日、今後30年以内に震度6弱以上の大地震に遭う確率を示す「全国地震動予測地図2018年版」を公表しました。それによると沖合で新たに超巨大地震が想定された北海道南東部で大幅に上昇。


昨年に比べると北海道釧路市は47%から22ポイント増の69%に、根室市が63%から15ポイント増の78%になった。


都道府県庁の所在地では、最も高かったのは首都直下地震が懸念される関東南部の千葉市で85%。横浜市は82%とかなり高い確率になった。南海トラフ地震の影響を受ける高知市は75%、同じ四国の徳島市は73%、東京・横浜と名古屋に挟まれた静岡市は70%。三大都市圏では、東京都は48%、名古屋市が46%、6月18日に被災した大阪市は56%だった。


地震災害

高い確率で発生が予想されている大地震!

30年以内の発生確率が1%未満でも発生した熊本地震(布田川断層帯・日奈久断層帯)


近い将来の発生の切迫性が指摘されている大規模地震には、南海トラフ地震、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震、首都直下地震、中部圏・近畿圏直下地震があります。 中でも、関東から九州の広い範囲で強い揺れと高い津波が発生するとされる南海トラフ地震と、首都中枢機能への影響が懸念される首都直下地震は、今後30年以内に発生する確率が70%と高い数字で予想されています。


想定される大規模地震

※発生予測確率は、地震調査研究推進本部による


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-2 TOKIO 2020「防災情報 想定される大規模地震 世界の地震の2割は日本周辺で発生!」
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/4441952



※現在、2200件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。


ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
https://tokyo2020-7.themedia.jp/


ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
https://tokyo2020-6.themedia.jp/


ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/


ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/


ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
https://tokyo2020-3.themedia.jp/


ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
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ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
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新サイトの記事をご覧いただけます。

ZIPANG-8 TOKIO 2020 (VOL-8)
https://tokyo2020-8.themedia.jp/

ZIPANG-8 TOKIO 2020

日本の精神文化と国土の美しさについて再発見その1. 全世界との情報の共有化その2. 偏り、格差のないローカリティの尊重!その3. 美しきものへの学び、尊敬、関心を高める教育と推進

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