ZIPANG-8 TOKIO 2020東北芸術工科大学、東京都内各所で2月に 学生、卒業生による3つの美術作品展を同時開催


令和6年1月1日午後4時10分頃発生した、
能登半島地震で被害を受けた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。(編集局)


卒業・修了制作展[東京選抜]/TUAD ART-LINKS 2024/ DOUBLE ANNUAL 2024「瓢箪から駒-ちぐはぐさの創造性」


            東北芸術工科大学



東北芸術工科大学(山形市上桜田/学長 中山ダイスケ)では、2月に東京都内各所で学生、卒業生による3つの展覧会を開催します。


山形の大自然「蔵王の樹氷」


川霧の紅花畑


おばなざわ花笠まつり


山形県と福島県の県境西吾妻山にある「最上川」源流の火焔滝(ひのほえたき)落差約40m
火焔滝は、秋の夕日が滝に当たるとまるで炎が燃え上がるような姿になることが由来。


最上川 舟下り
「五月雨を あつめて早し 最上川」 芭蕉(奥の細道より)


山形の雄大な自然と文化、人の温かさの中で芸術を学び、真摯に創作活動に励んできた若者たちのまなざしと息づかいを、ぜひ会場でご覧ください。


<東北芸術工科大学卒業・修了制作展[東京選抜]>


東北芸術工科大学卒業・修了制作展[東京選抜]


本展は、2月7日~12日に本学キャンパスで実施する卒業/修了研究・制作展の、芸術学部 美術科7コース(日本画・洋画・版画・彫刻・工芸・テキスタイル・総合美術)と、大学院(絵画・彫刻・工芸・複合芸術)の作品の中から、選抜された作品を披露するものです。学生にとっては、学内とは異なる環境で作品を展示するチャレンジングな機会であり、これから作家活動を行っていくうえでの新しい出会いのチャンスにほかなりません。


美術史家で近年の日本美術ブームを牽引してきた山下裕二氏(明治学院大学教授)をお招きし、その審美眼を通して作品にコメントしていただくトークイベントなども実施します。本学学生ならではの、個性的でダイナミックな作品をどうぞご覧ください。


会期:2024年2月22日(木)~26日(月)9:30~17:30(入場は17:00まで)

会場:東京都美術館ロビー階 第2・第3展示室(東京都台東区上野公園8-36)

入場無料


<TUAD ART-LINKS 2024>



TUAD ART-LINKS 2024


本展は、本学の卒業生がアーティストとして発表を行う機会の創出を目的とした卒業生支援事業の一つです(今年で9回目の実施)。現在も制作活動を続けている卒業生11名が参加し、東京都内5カ所で同時多発的に展覧会を開催します。東北で育まれた感性の数々をどうぞご覧ください。


会期:2024年2月14日(水)~3月8日(金)

会場:新宿高島屋/オリエ アート・ギャラリー/REIJINSHA GALLERY/

   ゆう画廊/B-gallery

入場無料


<DOUBLE ANNUAL 2024「瓢箪から駒-ちぐはぐさの創造性」>


DOUBLE ANNUAL 2024「瓢箪から駒-ちぐはぐさの創造性」


姉妹校の京都芸術大学が、2017年度から2021年度まで開催してきた学生選抜展「KUA ANNUAL」から、2022年度から国立新美術館に会場を移し、本学からも学生選抜を行う『DOUBLE ANNUAL』と名称を変えて開催する本展。


2回目の開催となる今年度も監修は片岡真実(森美術館館長)、インディペンデント・キュレーターである金澤韻と服部浩之の共同キュレーション体制のもと、両校から選抜された10人の学生が展覧会をつくりあげます。


全学部生と大学院生を対象に募集・選抜を行い、キュレーターの提示したテーマに応答する形で、キュレーターから制作指導を受け、対話を続けながら展覧会をつくり上げる実践的な芸術教育プログラムです。


京都と山形という二つの異なる地点から「アートになにができるのか」を問いかけます。


会期      : 2024年2月24日(土)~3月3日(日)10:00~18:00

          ※休館日2月27日(火)

会場      : 国立新美術館3F 展示室3A(東京都港区六本木7丁目22-2)

主催      : 京都芸術大学

協力      : 東北芸術工科大学


■東北芸術工科大学について

東北芸術工科大学は、「芸術的創造と良心による科学技術の運用により、新しい世界観の確立を目指す」 ことを建学の理念とし、全国発の公設民営大学として山形県山形市に設立された。


芸術学部とデザイン工学部の2学部から成り、大学院生を含め約2,400名の学生が在籍する。実社会で活躍できる人材を輩出すべく、地域社会との連携を重視し、徹底した実学教育を展開していることが特長。2022年に開学30年を迎え、卒業生は延べ12,000人を超える。


所在地 :〒990-9530 山形県山形市上桜田3丁目4番5号

学科編成:芸術学部

     (工芸デザイン学科、文化財保存修復学科、歴史遺産学科、

      文芸学科、美術科)、

     デザイン工学部

     (プロダクトデザイン学科、建築・環境デザイン学科、

      グラフィックデザイン学科、映像学科、企画構想学科、

      コミュニティデザイン学科)

     ※工芸デザイン学科は2023年度新設



鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使


協力(敬称略)

紅山子(こうざんし)


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



アーカイブ リンク記事をご覧ください。


紀元前から拓かれた「ヤズド」は、イランの砂漠地帯にあるオアシス都市である。
シルクロード「紅花」調査団団長の日原もとこ氏(当時、東北芸術工科大学 教授)


古記事に出てくる紅花

「シルク・ロード」と言う名称は、ドイツの地理学者リヒトホーフェンが名付けたのであるが、紅花はこの道を長年かかって、中央アジアから中国に伝えられたと考えられる。紅花だけでなく、ぶどう・きゅうり・えんどう・ごまなどの食べ物のほか、楽器や舞踊・奇術などもこの道を通って中国に伝えられたといいます。


紅花は中国へ来たあと、我が国には朝鮮半島を通って伝えられたと思われるが、その時期はいつ頃であろうか。


我が国で最も古い公的な歴史に『古事記』があります。古事記は和銅4年(711)大安麻呂が元明天皇の命を受けてまとめたもので、上・中・下の3巻からなっています。そのうち下巻は仁徳朝から推古朝までのことを書いてあるが、その中に、紅花のことが4回出ています。紅花の記録としてはこれが最も古いもので、そこからも紅花伝来の時期を推測することができるのです。


仏教が百済から伝えられたのは、欽明天皇の13年(538)とされていますが、紅花もその頃朝鮮から伝えられたと考えてよいのではないでしょうか⁉

                           日原もとこ氏(談)
                           東北芸術工科大学名誉教授



各地に現存する「聖徳太子」像

山形県寒河江市 慈恩寺 聖徳太子立像


滋賀県東近江市 聖徳太子立像


市域には数多くの古墳が残されています。なかには渡来系の構造を持つ古墳もあり、古くから大陸の影響を受け入れてきました。また、聖徳太子の伝承を持つ寺社が日本で一番多く、天台寺院や渡来人との関わりがうかがえます。


官位十二階制の色彩

官位十二階の制度は、推古天皇11年(603)12月に聖徳太子が創案したものといわれます。

この制度は、色の異なる冠を用い、朝廷における席次を定める制度です。その順次を十二階にわけ、名称は、大小の徳・礼・信・義・智でこれにそれぞれ紫・青・赤・黄・白・黒に染めた冠をあてています。


王朝時代 紅花染めはマドンナ の玉座に

武家文化、鎌倉幕府成立前に天皇が政治の実権を握っていた時代が「王朝時代」と謂われております。


伊勢~明和町「斎宮」の斎王~紅花染めが艶やかですね…(斎宮:梅の庭園にて)


斎王(さいおう)…それは、天皇に代わって伊勢神宮の天照大神に仕えるために選ばれた、未婚の皇族女性のことであります。


歴史に見られる斎王制度は、天武二年(674)、壬申(じんしん)の乱に勝利した天武天皇が、勝利を祈願した天照大神に感謝し、大来皇女(おおくのひめみこ)を神に仕える御杖代(みつえしろ)として伊勢に遣わしたことに始まりました。


以来、斎王制度は660年以上にわたって続き、60人以上の斎王が存在した。伝説は、伊勢に天照大神を祀った倭姫命(やまとひめのみこと)など、さらに多くの斎王の物語を伝えています。


竹の都 斎宮(さいくう)。それは、天皇に代わり、伊勢神宮の天照大神に仕える斎王の住まう所であった。そこは碁盤の目状に道路が走り、木々が植えられ、伊勢神宮の社殿と同じく清楚な建物が100棟以上も建ち並ぶ整然とした都市で、そこには斎宮寮を運営する官人や斎王に仕える女官、雑用係などあわせて500人以上もの人々が起居し、当時の地方都市としては『遠の朝廷(とおのみかど)』と呼ばれた九州の太宰府に次ぐ規模を持っていました。


また、斎王を中心とした都市であることから、斎宮では貝合や和歌など都ぶりな遊びが催された。また、都との往来もあり、近隣の国からさまざまな物資が集まるこの地方の文化の拠点でもあったと考えられています。


雛まつり「十二単着装公開」徳川美術館にて


酒田 山居倉庫 テレビドラマ「おしん」の舞台にもなりました。


寛文年間(1661~1673)幕府の命を受けた河村瑞賢の差配などもあって、江戸・大坂への物資の輸送が最上川を利用した酒田出しになると、産物の流れがおのずと関西方面に移り、京都・大阪には近江商人や伊勢商人が定住し、最上の商人たちも最上店(だな)や谷地店(だな)と呼ばれる、いわば出張店を持つようになりました。


山形 谷地八幡宮 槙家雛飾り


小京都 大分 日田雛祭り


旧中山道 妻籠のお雛様


飛騨高山 日下部家の「御殿飾り雛」/日下部民藝館


五個荘(東近江)・近江八幡と並ぶ近江商人の故郷・日野のお雛様は人力車に乗って町巡り


日野のお雛様は町歩きの人たちに「桟敷窓」から公開します。


日野 桟敷窓の内側


日野 桟敷窓の内側は…お客様の「おもてなし」三方よし 近江商人の町ならではの工夫です


当地方物産である米・紅花・大豆・青苧(あおそ)・漆・まわた・油などを移出した、その帰り荷として、関西方面から呉服地・繰り綿・瀬戸物・塩・砂糖・小間物等が運び込まれました。


特に調度品・絵画・書籍・京人形などの美術工芸品が数多く移入され、現在貴重な文化財として町内に数多く保存されています。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-3 TOKIO 2020 ~ 最上川とべに花物語 ~「行く末は 誰が肌ふれむ 紅の花【松尾芭蕉】・・・ (第四話)」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/5960062



山形緞通、オリエンタルカーペットとは…

手織りカーペット


手織り絨毯の技法による立毛織は高度の熟練と感性を要する


昭和10年に中国から技術者が招かれ、技術導入が行われたのに始まり、昭和21年にオリエンタルカーペット(株)が設立され、その下請企業が集まって産地が形成されました。


当時は生産量の8割が輸出され、バチカン宮殿への納品はその名声を決定づけました。


美術工芸性の高い「織画」は、羊毛を紡いで染めた糸で絵柄を織り壁掛け用に仕立てたもので、手織り絨毯の技法による立毛織は高度の熟練と感性を要し、繊細な質感と微妙な色調を表現できることです。


現在は手織りカーペット製品のほとんどが国内向けとなりました。


卑近な施工例として、歌舞伎座のメインロビーの床を思い出して下さい。
天皇家の国賓を迎える新宮殿の春秋の間、生田神社、経団連会館などの表舞台を飾っているのが山形緞通です。


山形緞通のじゅうたんは、糸づくりから、染め、織り、アフターケアまですべて一貫生産でつくられます。ひとつひとつ、丹念に。そのじゅうたんには、職人の技術と思いが込められています。


山形緞通、オリエンタルカーペットで
生まれ変わった、大阪リーガロイヤルホテルのメインロビー

柱の金蒔絵に光をあて、藤原時代の織物に見られる鳥模様の金色の柄と緞通のオレンジ色を輝かせ、奥のメインラウンジへとお客様を誘う。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-3 TOKIO 2020 G20大阪サミットで世界のVIPをお迎えする「 “大阪の迎賓館” リーガロイヤルホテルの メインロビーが生まれ変わりました」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6487325



山形県寒河江市 慈恩寺本堂(弥勒堂) 【国重要文化財】 

元和2(1616)年、山形城主・最上家親の代に建立が始められ、元和4(1618)年に完成した。


境内には、重要文化財の本堂をはじめ三重塔・薬師堂などが建立され厳かに時を刻んでいます。 平安・鎌倉時代の仏像群は、我が国の仏教美術の至宝として重要文化財の指定を受け、また、5月5日に奉奏される慈恩寺舞楽は、重要無形民俗文化財となっています。 平成26年10月に慈恩寺旧境内を含むエリアが国史跡として指定されました。 


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「慈恩寺は弥勒堂を中心として最上院・宝蔵院・華蔵院の三か院、それに付属する48坊からなる一山組織の寺院であった。現在は三か院17坊である」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2536728/



東近江市 蒲生野


蒲生野と天智朝の万葉文化

天智天皇が都を近江に遷した翌年(668年)、蒲生野の遊猟が行われ、万葉集に収められている額田王と大海人皇子の相聞歌「あかねさす紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖ふる」「紫の にほえる妹を 憎く有らば 人妻ゆえに我恋ひめやも」は、ここ東近江市の蒲生野で詠われました。


蒲生野には、額田王が薬猟で歌を詠んだとされる船岡山のほか、宮井廃寺や綺田廃寺など渡来系氏族の影響がうかがえる史跡、山部赤人にまつわる赤人寺や山部神社など、万葉文化に関わる文化財が数多く残されています。


ZIPANG-6 TOKIO 2020 東近江秋祭り2022を考えるための意見ボックスの設置! & わんぱく相撲滋賀県大会について(公社)東近江青年会議所
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/32636872



※現在、2250件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。


ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
https://tokyo2020-7.themedia.jp/


ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
https://tokyo2020-6.themedia.jp/


ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/


ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/


ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
https://tokyo2020-3.themedia.jp/


ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/


ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/


新サイトの記事をご覧いただけます。

ZIPANG-8 TOKIO 2020 (VOL-8)
https://tokyo2020-8.themedia.jp/


ZIPANG-8 TOKIO 2020

日本の精神文化と国土の美しさについて再発見その1. 全世界との情報の共有化その2. 偏り、格差のないローカリティの尊重!その3. 美しきものへの学び、尊敬、関心を高める教育と推進

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