令和6年1月1日午後4時10分頃発生した、能登半島地震で被害を受けた
皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。(編集局)
《参考資料》
東日本大震災「避難所生活を過ごされる方々の健康管理に関する
ガイドライン」について【厚生労働省】
今般の東日本大震災で被災され、避難所生活を送られている被災者の健康管
理について、発災直後からの長期にわたりご尽力いただいていることに、感謝
申し上げます。
避難所生活が長期化する中、今後、夏場を迎えるにあたり、避難所で生活さ
れる被災者の健康を守るための対策が、より一層重要となってきます。
避難所の健康管理については、これまで、関係部局から事務連絡等により、
留意点などをお示ししてきましたが、避難所運営の管理やその支援に携わる
方々のため、分野横断的に留意すべき事項等を取りまとめた「避難所生活を過
ごされる方々の健康管理に関するガイドライン」をこの度、作成いたしました。
避難所の運営にあたっておられる管理者や運営の支援に携わっている方々が、
避難所生活を送る被災者の方々の健康管理にあたり、適宜、ご活用をいただけ
るよう、貴管内市町村及び避難所の管理者等へ周知をお願いします
東日本大震災 岩手県ケセン地域 重油から海を守れ 編集局イメージ
岩手県ケセン地域 奇跡の一本松 編集局イメージ
岩手県 住田町の木造仮設住宅 全入居者の退去完了 編集局イメージ
避難所生活を過ごされる方々の健康管理に関するガイドライン
厚 生 労 働 省(出典)
平成23年6月3日版
目 次
はじめに
Ⅰ.一般的留意事項
1.生活・身の回りのことについて
(1)居住環境、空調・換気の重要性
(2)水分・飲料水
(3)栄養管理
(4)食中毒予防
(5)入浴ができない場合
(6)避難所周りの環境
2.病気の予防
(1)感染症予防
(2)粉じん吸入予防
(3)慢性疾患の悪化予防
(4)エコノミークラス症候群予防
(5)生活不活発病予防
(6)熱中症予防
(7)低体温症予防
(8)口腔衛生管理
(9)一酸化炭素中毒予防
(10)アレルギー疾患の悪化予防
(11)健康診査等について
(12)救急受診体制
3.こころの健康保持
Ⅱ.ライフステージ等に応じた留意事項
1.妊婦さんや産後間もないお母さんと乳幼児への留意点
2.子どもに対する留意点
3.高齢者に対する留意点
4.慢性疾患の方々に対する留意点
Ⅲ.避難所管理者のための健康管理チェックリスト
Ⅳ.参考資料(厚生労働省から発出された事務連絡等)
はじめに
○ 避難所管理者の方々におかれましては、避難所で生活をされる方々の健康
管理に、日々多大なるご尽力をいただいているところです。避難所で生活を
される方々にとっては、今後、避難所生活が長期に及ぶ可能性もあり、その
際には様々な健康への影響が懸念され、避難所で生活をされる方々の健康を
守るための対策がより一層重要となってきております。
○ 本ガイドラインは、避難所で生活をされる方々が病気にならないよう、ま
たできるだけ健康に過ごしていただくため、避難所管理者の方々や避難所で
生活をされる方々を支援される関係者が、避難所における健康管理に関して
ご留意いただきたい事項として、まとめたものです。
○ 避難所管理者等の方々が気になるところ、困ったことがありましたら、最
寄りの保健所、保健センター等行政の関連部署、保健師、管理栄養士、衛生
監視員などに相談してみるのもいかがでしょうか。
○ 管理者ご自身の健康保持についても大切なことであり、例えば以下のこと
に気をつけてはいかがでしょうか。
例)
・ボランティアや避難所で生活をされる方々と役割分担をする。
・思考がまとまらない、眠れないなど過労が認められる場合は、管理者ご自
身も休養を取れるよう体制づくりを整える。
・他の避難所の方との交流を図る。 など
○ 避難所管理者等の方々におかれましては、日々の避難所の管理運営にあた
って、避難所で生活をされる方々の健康管理の上で参考になるところが、本
ガイドライン内にありましたら、適宜、ご活用をいただければ幸いです。
Ⅰ. 一般的留意事項
1.生活・身の回りのことについて
(1)居住環境、空調・換気の重要性
1)温度管理
○ 避難所の温度管理に留意してください。暑い場合には、換気をで
きるだけ行い、避難者の居住スペースが日陰となっているかどうか
確認し、日差しを遮るように工夫しましょう。特に乳幼児や高齢者
は脱水症状になりやすく、そのため熱中症にもなりやすいので、こ
れらの方々がおられるところでは「水分の摂取」を呼びかけましょ
う。
○ 屋内の熱中症対策として、こまめに水分を補給できるような環境
が大切です。氷柱の設置などもひとつの方法です。
○ 夏服の確保と、適切な衣類への着替えは大切です。
○ 梅雤の時期で寒い場合には、施設暖房による温度管理に留意する
とともに、避難者が毛布の確保や衣類の重ね着をして対応している
かどうかに留意しましょう。床に直接座るのではなく、マットや畳
を敷いた上に座ることは、寒さ対策のひとつの方法になります。
2)寝具等の清潔保持
○ 室内は土足禁止として、布団を敷くところと通路を分けるように
しましょう。
○ 入室時には服の埃を払うよう、呼びかけましょう。
○ 避難所生活が長引くにつれ、敷きっぱなしの毛布等寝具が汚れ、
湿気を含み、雤天の多くなる梅雤時の季節にはダニなどが発生しや
すくなります。日中は布団を敷きっぱなしにせず、晴れた日には日
光干しや通風乾燥を行うよう、避難者に促しましょう。
○ 布団乾燥機などの機器があるところでは、定期的に乾燥に使用で
きるよう、使用の順番を決めましょう。
○ 重労働となる寝具の交換においては、特に高齢者の交換を周りの
者が手助けできるよう、曜日を決めて行うなど、計画的な実施を心
がけましょう。
○ 身の回りを整理整頓し、通路確保、転倒予防、段差への注意喚起
するよう工夫しましょう。
○ 可能であれば靴下を履くよう呼びかけ、怪我防止のためにサンダ
ルではなく靴を履いてもらうよう促しましょう。
3)蚊、はえ、ネズミ、ゴキブリ
○ 避難所内でのゴミを捨てる場所を定めて、封をして、はえ、ネズ
ミやゴキブリの発生を防止しましょう。
○ 定期的に、避難所全体を清掃し、食べ物や残飯などを適切に管理
しましょう。
○ 夏には避難所の出入り口や窓に、できたら細かな網を張る、殺虫
剤を使用するなど、防虫対策をとりましょう。
(2)水分・飲料水
1)水分補給
○ 様々なストレスやトイレが整備されないことが原因で、避難者は
水分をとる量が減りがちになります。特に高齢者は脱水に気付きに
くく、脱水は尿路の感染症や心筋梗塞、エコノミークラス症候群な
どの原因にもなるので、しっかりと水分を取るよう促しましょう。
2)飲料水の衛生管理
○ 避難者の飲用にはペットボトル入りミネラルウォーター又は煮沸
水を使用し、生水の使用は避けましょう。
○ 給水車による汲み置きの水は、できるだけ当日給水のものを使用
しましょう。
○ 井戸水や湧き水をやむを得ず使用する時は、煮沸等殺菌すること
に気をつけましょう。
(3)栄養管理
○ 食事提供の目標とする栄養量を目安に、栄養バランスのとれた食事
の提供に努めましょう。
○ 可能であれば、食事のエネルギーや塩分含有量を掲示したり、選択
メニューの導入など、食事管理が必要な方が食事の内容や量を調整で
きるように、できるだけ工夫しましょう。治療を目的とした栄養管理、
食事療法が必要な方は、医療機関につなぎましょう。
○ 食事で摂れない栄養については、補助食品等も活用しましょう。
○ 必要に応じて、保健所等の管理栄養士・栄養士に相談しましょう。
※ 参考:平成23年4月21日付事務連絡「避難所における食事提供の計画・評価
のために当面の目標とする栄養の参照量について」
(4)食中毒予防
○ 夏に向けて気温が上がり始める時期から、食中毒が起こりやすくな
ります。食品の取り扱いには十分な注意が必要です。また、寒い時期
でもノロウイルスなどによる食中毒が起こりますので、季節にかかわ
らず、食品の衛生管理に留意しましょう。
○ 届いた物資を加工したり、火を通すためにも、調理場所の確保と衛
生管理を行いましょう。
○ 食事の前やトイレ後は、流水で必ずよく手洗いをするよう促しまし
ょう。調理者は手指の消毒を心がけましょう。水が十分に確保できな
い場合には、ウェットティッシュ等を活用するよう働きかけましょう。
○ 配給食を出す場合には、食品の賞味期限、消費期限を確認しましょ
う(必要以上に保管しない)。
○ 配った食品は早めに食べていただくよう呼びかけて、残った物は回
収し破棄しましょう(必要以上に配布しない)。
○ 食料は、冷暗所での保管を心がける等、適切な温度管理を行いまし
ょう。
○ 加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱しましょう。
○ 調理器具等は使用後にできるだけ洗浄しましょう。
○ 下痢や嘔吐等の症状がある方は、食品を取り扱う作業をしないよう
にしましょう。
※ 参考:平成23年3月11日付事務連絡「平成23年東北地方太平洋沖地震による
被災者等の感染症等発生予防対策の徹底について」
(5)入浴ができない場合
○ 水が十分に確保できない時や入浴設備が整わない場合でも、病気や感
染症予防等のために、体を清潔に保つことが大切です。
○ 清潔を保つ方法としては、温かいおしぼりやタオル等を用いて体を拭
いたり、足や手など部分的な入浴もあります。
(6)避難所周りの環境
1)トイレの衛生
○ 利用者の数に応じた手洗い場とトイレを設置しましょう。やむを
得ない場合には、野外にトイレゾーンを設けることも可能ですが、排
せつ物による環境汚染が発生しないように工夫しましょう。可能な限
り男性用、女性用を分けるなど利用しやすいようにしましょう。
○ 使用後は、流水が利用できるときは手指を流水・石けんで洗える
ようにし、消毒を励行しましょう。ペーパータオルを設置しましょう。
トイレへの共用タオルや手洗いバケツの設置は感染症の流行を広げ
る恐れがありますので、避けましょう。水が使えない場合は、ゴミ箱
を設置してウェットティッシュを活用するなど、手をきれいにする手
段を確保しましょう。
○ トイレは、当番を決めるなどして定期的に清掃、消毒を行いまし
ょう。
※ 参考:平成23年5月26日版「被災地での健康を守るために」
2)ゴミ
○ 避難所のゴミは分別して定期的に収集して、避難所外の閉鎖され
た場所で管理しましょう。
3)飲酒・喫煙
○ 周囲の人に迷惑がかからないよう、ルールを定めましょう。避難
所の掲示板などで周知し、皆で守るように働きかけましょう。
○ 受動喫煙防止及び火災防止のために、避難所では原則全面禁煙に
しましょう。
4)動物(犬・猫)の管理について
○ 動物を連れての避難者もいらっしゃるかもしれません。預かり場
所設置・管理、飼育場所の指定、犬に咬まれたときの対応などを
決めておきましょう。
5)その他
○ 外部から避難所に戻る際には、衛生管理の観点から、靴についた
泥をよく落としてもらえるよう、呼びかけましょう。
○ 避難所で生活をされる方々には、ポスター掲示(視覚)、音声(聴
覚)の両方で、健康に関する情報を提供しましょう。
2.病気の予防
(1)感染症の流行予防
○ 避難所での集団生活では、下痢等の消化器系感染症や、風邪やイン
フルエンザ等の呼吸器系感染症が流行しやすくなります。避難所に出
入りされる方々には、こまめに手洗い、うがいを励行するよう呼びか
けましょう。水が出ない場合は、擦り込み式エタノール剤の確保に努
め、可能であれば、擦り込み式エタノール剤やウェットティッシュを
世帯単位で配布するのが望ましいです。
○ 発熱・せきなどの症状がある方には、避難所内に風邪・インフルエ
ンザを流行させないために、軽い症状であっても、マスクの着用を呼
びかけましょう。長引くときには結核などの恐れもありますので、早
めの受診を勧めましょう。
○ 下痢の症状がある方には、脱水にならないよう水分補給を呼びかけ
ましょう。また、周囲に感染を広げないように、手洗いを励行しまし
ょう。
○ がれき撤去の際には、長袖・長ズボン・手袋(皮手袋)の上に厚手
のゴム手袋をしたり、厚底の靴を履くなどしてけがを防ぎ、感染症に
かからないようにしましょう。
○ けがをした場合には、そこから破傷風に感染するおそれがあります。
土などで汚れた傷を放置せず、手当を受けるように医療機関に紹介し
ましょう。
○ 下痢、嘔吐、発熱患者が同時期に複数の方に発生した場合には保健
所に連絡しましょう。
○ 感染症の患者さんが発生した場合は、感染拡大防止のため、患者さ
んのお部屋を分けて作ることも検討しましょう。
○ 下痢や嘔吐物の処理は、ノロウイルス対策のため、その都度適切に
行うことが大切です。感染の拡大を防ぐために、下痢や嘔吐物を片付
ける際は、直接、それらに手を触れないようにしましょう。
※ 参考:
国立感染症研究所「被災地・避難所における感染症リスクアセスメント」
<http://idsc.nih.go.jp/earthquake2011/risuku.html>
(2)粉じんの吸引予防
○ 家屋などが倒壊すると、コンクリートや断熱と耐火被覆に用いられ
た壁材などが大気中へ舞ったり、土砂などが乾燥して細かい粒子とな
ります。これら粉じんを長期間吸い込んだ場合、肺の末梢の細胞である
肺胞にそれらが蓄積することによって、「じん肺」という病気にかかる可能性
があります。
○ 「じん肺」は、建造物の解体など粉じんの多い環境で起こりやすく、初期に
は自覚症状がないため、気づかない間に進行し、やがて咳、痰、息切れが
おこり、さらに進行すると呼吸困難、動悸、さらには肺性心といって、心臓が
悪くなり、 全身の症状が出現します。
○ 「じん肺」を根治する方法はないため、予防処置をとることが非常に重要で
す。粉じんの発生する現場で作業する場合には、以下の方法をできるだけ
取り入れてください。
1) 粉じんの吸入を防ぐ
・ 使い捨て式防じんマスクなどを着用する。
・ 粉じんが付着しにくい服装を選ぶ。
・ 外出から帰ったらうがいをする。
2) 粉じんの発生をおさえる
・ 粉じんの発生する場所などをふたなどで覆う。
・ 散水する。(水をまいたり、粉状のものはあらかじめ水で濡らす)
3) 粉じんを除去する
・ 廃棄装置、除じん装置がある場合には、これらを使用する。
4) 外気で粉じんを薄める
5) 作業後、咳、痰、息切れが続く人を見かけた場合は、医師・保健師
等に相談することを勧める
○ マスクの着用について
・ 粉じんが舞い上がるような環境の中では、マスクを用いることが必要
です。マスクは、防じんマスクや N95 マスクなどのマスクを使用すること
が望ましいのですが、これらが手に入らない場合や、粉じんにそれほど
長時間ばく露されない状況であれば、一般の布織製マスク、花粉症用の
マスクを使うなどの活用も考えられます。
・ これからの季節、気温が上がりますが、粉じんの吸入を防いで健康を
守るためにも、作業現場等においては暑くともマスクで鼻と口を覆い、顔
にフィットさせて着用することの重要性を理解してもらう働きかけが大切
です。
(3)慢性疾患の悪化予防 (Ⅱ-4.慢性疾患の方々に対する留意点もご参照
ください)
○ 慢性疾患の中には、治療の継続が特に欠かせない病気があります。
人工透析を必要とする慢性腎不全、インスリンを必要とする糖尿病等
の方は、治療の継続が必須ですので、早急に医療機関を受診できるよ
うに、優先順位が高いことを理解し、受診者リストを作成することも
よいでしょう。
※ 参考:
・透析を受けられる医療機関等の情報
日本透析医会災害情報ネットワーク
<http://www.saigai-touseki.net/>
・ 主治医等との連絡が困難な場合の、インスリン入手のための相談連絡先
(社)日本糖尿病学会
<http://www.jds.or.jp/>
(4)エコノミークラス症候群予防
○ 食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座
っていて足を動かさないと、血行不良が起こり、血液が固まりやすく
なります。その結果、血の固まり(血栓)が足から肺などへとび、血管
を詰まらせ肺塞栓などを誘発する恐れがあります。この症状をエコノ
ミークラス症候群と呼んでいます。
○ こうした危険を予防するために、狭い車内などで寝起きを余儀なく
されている方は、 定期的に体を動かし、十分に水分をとるように働き
かけましょう。アルコール、コーヒーなどは利尿作用があり、飲んだ
以上に水分となって体外に出てしまうので避けるように指導しましょ
う。できるだけゆったりとした服を着るように促しましょう。また、
禁煙はエコノミークラス症候群の予防においても大変重要です。胸の
痛みや、片側の足の痛み・赤くなる・むくみがある方は早めに救護所
や医療機関へ紹介しましょう。
○ ペットなどの事情で、やむを得ず車内での生活を余儀なくされ方々
を把握し、健康管理を担当するチームなどに、情報提供しましょう。
※ 参考:平成23年3月11日付事務連絡「東北地方太平洋沖地震による被災者の
いわゆる『エコノミークラス症候群』の予防について」
(5)生活不活発病予防
○ 災害時の避難所生活では、体を動かす機会が減ることで、特に高齢
者の場合には、筋力が低下したり、関節が固くなるなどして、徐々に
「動けなく」なることがあります。
○ また、動かないでいると、だんだん気分が沈んできて「3.こころの
健康保持」にあるような症状が出てしまうこともあります。身の回り
のことができる方には、なるべく自分で行ってもらったり役割を与え
たり、可能な作業に参加してもらえるよう、呼びかけましょう。声を
かけ合って、積極的に体を動かすように働きかけましょう。
○ 高齢者がひとりで動けるような環境を用意することや、杖等の福祉
用具を準備することも、生活不活発病予防につながるでしょう。
※ 参考:平成23年3月29日付事務連絡「東北地方太平洋沖地震による避難生活
に伴う心身の機能の低下の予防について」
(6)熱中症予防
○ 気温が高い、風が弱い、湿度が高い、急に暑くなった日は、熱中症
に注意が必要です。
○ 熱中症予防のために以下の点について働きかけていきましょう。
① 水分をこまめに摂る。
・ のどが渇く前に、こまめに水分補給をするように促しましょう。
起床後や入浴後、就寝前などは、のどが渇いていなくても水分を
とることで脱水症状を予防できます。
・ 特に、高齢者や子ども、持病のある人には、周りの人も水分補
給を促します。汗をたくさんかいた場合には、塩分も必要です。
水や麦茶1リットルあたり梅干し1、2個分の塩分を目安にしま
しょう。スポーツドリンクもよいですが、アルコールやジュース
は避けましょう。
② できるだけ涼しい場所で過ごす。
暑い日は、涼しい屋内に、また、シャワーがあればシャワー
を浴びて体を冷やし、日中の暑い時間は外出を避けるように促しま
しょう。
③ 屋外作業をする人には、休憩、水分、食事、日焼け止め、帽子
を忘れないように働きかけましょう
屋外で作業する人には十分な休養や朝食をとり、作業前には
500ml 以上の水分を飲むように促しましょう。また作業中は、30
分毎に休憩を取り、喉が渇いてなくても 1 時間当たり 500~1000ml
の飲み物を飲むように働きかけましょう。日焼けをすると、体を冷
やす機能や水分を保持する機能が低下しますので帽子をかぶり、日
焼け止め(SPF15 以上)を塗ります。体調がすぐれない場合は、屋
外作業は見合わせるように働きかけましょう。
④ 暑さに弱い人たちを守る
高齢者は暑さに適応する力が弱まっていますので、熱中症の
兆候の有無を確認します。乳幼児の脱水は、唇の渇きやおむつの
状態(おしっこの回数の減少)を確認します。下痢や発熱した人、
心臓病や高血圧の人、抗うつ剤や睡眠薬などを服用している人や、
以前熱中症になった人も、熱中症になりやすいので、気を配りま
しょう。
⑤ 熱中症の兆候が見られたら、体を冷やし、急いで医療機関を受
診するよう促しましょう。
喉の渇き、めまい、立ちくらみ、筋肉のけいれん、頭痛、吐き
気、疲労感などは、熱中症の兆候かもしれません。さらに重症に
なると、汗が止まって皮膚が乾燥し、意識がもうろうとなります。
急に重症化することもあるため、体を冷やし、医療機関を受診さ
せましょう。
(7)低体温症予防
○ 低体温症は、熱が産生できない状態、熱が奪われやすい状態で起こ
ります。お年寄りや子ども等がなりやすく、手足が冷たくなって、震
えてきます。震えが始まったら、地面に敷物をしいたり、風を除けた
り、濡れた物は脱いで、毛布などにくるまる等の対応をさせるように
しましょう。体温を奪われないために、なるべく厚着をし、顔・首・
頭からの熱は逃げやすいので、帽子やマフラーで保温しましょう。ま
た、体温を上げるための栄養の補給、水分の補給が必要ですので、こ
れらの点に留意しましょう。
○ 震えがなくても低体温症になることもあります。つじつまの合わな
いことを言ったり、ふらつく、震えていた人が暖まらないまま震えが
なくなってくる、意識がもうろうとしてきたなどが見られたら、急い
で医療機関を受診するよう促しましょう。
(8)口腔衛生管理
○ 避難生活では、水が十分に確保できないことにより、歯・口・入れ
歯の清掃がおろそかになり、食生活の偏り、水分補給の不足、ストレ
スなども重なって、むし歯、歯周病、口臭などが 生じやすくなります。
特に高齢者では、体力低下も重なり、誤嚥性肺炎などの呼吸器感染症
を引きおこしやすくなります。
○ できるだけ歯みがきを行い、歯みがきができない場合でも、少量の
水でできるうがい(ぷくぷくうがい)を行うよう働きかけましょう。ま
た、支援物資には菓子パンやお菓子も多いですが、食べる時間を決め
るなどして、頻回な飲食を避けるように働きかけましょう。
○ 入れ歯の紛失・破損、歯の痛みなどで食べることに困っている方に
は、医療機関を紹介しましょう。
○ 歯ブラシ、歯みがき粉、歯間ブラシ、糸ようじ、義歯洗浄剤などの
口腔衛生に関する用品は、可能な限り、無料で配布しますので、避難
所単位で必要数を取りまとめて以下にご連絡をお願いします。また、
歯科に関する相談は、以下の各県歯科医師会までご連絡ください。
※ 参考:
・(財)8020 財団のホームページ
「歯とお口の健康小冊子」<http://www.8020zaidan.or.jp/magazine/index.html>
「口腔ケア」<http://www.8020zaidan.or.jp/care/index.html>
・歯ブラシ等口腔衛生に関する用品の希望、歯科に関する相談連絡先
岩手県歯科医師会 電話番号: 019-621-8020
宮城県歯科医師会 電話番号: 022-222-5960
福島県歯科医師会 在宅歯科医療連携室 電話番号: 024-523-3268
(9)一酸化炭素中毒予防
○ 一酸化炭素中毒の恐れがあるので、屋内、車内や車庫などの換気の
良くない場所や、窓など空気取り入れ口の近くで、燃料を燃やす装置
(発電機、木炭使用のキャンプストーブなど)を使用してはいけませ
ん。一酸化炭素は無臭無色であり、低い濃度で死亡する危険がありま
す。暖房を使用する場合には、換気に心がけましょう。
○ 練炭を使用する場合も、使用場所、換気に特段の注意が必要です。
(10)アレルギー疾患の悪化予防
○ 今までとは違う環境で生活をしていると、アレルギー症状が出や
すくなったり、発作が起こりやすくなったりすることがあります。
症状があらわれたとき、どうするかを日ごろから考えておくことが
大切です。下記に示したところで、アレルギー疾患全般に関する相
談に応じています。
※ 参考:
・財団法人日本予防医学協会 アレルギー相談センター
電話:03-3222-3508(受付時間:月~金 10:00-16:30)FAX :03-5638-2124
<http://www.immune.jp/allergy/consult/index.html>
・日本小児アレルギー学会
メールアドレス: sup_jasp@gifu-u.ac.jp
電話番号:090-7031-9581 受付時間:月~金(11:00~14:00)
(11)健康診査等について
○ これから徐々に、健康診査が始められることが予測されます。特
に具合の悪いところがなくとも、健康であることを確認するために、
避難所で生活をされる方々には積極的に健康診査を受けていただく
よう、呼びかけましょう。
(12)救急受診体制
○ 避難所内で具合が悪くなってしまう人が出てしまった場合には、
速やかに医療機関を受診できるような連絡体制を確保しましょう。
3.こころの健康保持
○ 今回の震災など大変重いストレスにさらされると、程度の差はあっても
誰でも、不安や心配などの反応が表れます。まずは休息や睡眠をできるだ
けとってもらえるようにしましょう。
○ 不眠が続いている場合や食欲がないなどに気づいたら、声をかけ、「こ
ころの巡回相談」や医療機関での受診を気軽に受けられるよう勧めてあげ
ましょう。早ければ一時的な内服で悪化を防ぐことができます。
○ 不安、心配の多くは時間の経過とともに回復することが知られています。
これらを和らげる呼吸法として、「6秒で大きく吐き、6秒で軽く吸う、朝、
夕5分ずつ」行う方法もあります。
これを実践しても、
1)心配でイライラする、怒りっぽくなる、2)眠れない、3)動悸(どう
き)、息切れで、苦しいと感じる、などのときは無理をせずに、まずは身近
な人や、専門の相談員に相談するよう促すことが大切です。
○ また、普段から、お互いに声を掛け合い、コミュニケーションをとりや
すい雰囲気づくりなど気遣うことが心のケアになります。
○ 高血圧、喘息、てんかん、統合失調症等の慢性疾患の方も、治療を中断
すると、病気が悪化する恐れがあるので、医師・保健師・看護師等に相談
するよう勧めましょう。
○ 自分の中に気持ちや思いをため込まず、吐露することが重要です。しか
し、プライバシーの観点から、避難者同士では語り合えないこともあるで
しょうから、保健師や専門の相談員などに相談するよう、促しましょう。
※ 参考:
・平成23年3月18日版「こころの健康を守るために」
・(独)国立精神・神経医療研究センターの ホームページ「東北地方太平洋沖地
震メンタルヘルス情報サイト」
<http://www.ncnp.go.jp/mental_info/index.html>
Ⅱ.ライフステージ等に応じた留意事項
1.妊婦さんや産後間もないお母さんと乳幼児への留意点
○ 妊婦さんや産後間もないお母さんと乳幼児は、清潔、保温、栄養をはじ
めとする健康面への配慮や心身の状態の変化に対応できるよう、主治医の
確保について、保健師などに相談してもらうことが必要です。
○ 妊婦さんに生理用品の配布が行き渡るよう、配慮しましょう。
○ 災害により受けたストレスや特殊な生活環境は、母子に様々な影響をも
たらす可能性があります。特に産前産後のお母さんの心の変化や子どもの
心や行動の変化に気を配ることが必要です。
○ 着替えや授乳時などに、短時間であっても、プライバシーに配慮をした
プライベートな空間を確保し、話しかけやスキンシップを図ることが大切
です。このための空間を確保するため、周囲も配慮できるように理解を求
めましょう。
○ 母乳が一時的に出なくなることがあっても、不足分を粉ミルクで補いつ
つ、おっぱいを吸わせ続けることで再び出てくることが期待できます。ま
た、粉ミルクを使用する際の水は衛生的なものを用意し、哺乳瓶の煮沸消
毒や薬液消毒ができない時は、使い捨ての紙コップを使って、少しずつ、
時間をかけて飲ませましょう。いずれの手段もない場合は、使用した容器
を衛生的な水でよく洗って使いましょう。調乳でペットボトルの水を使用
する場合は、硬水(ミネラル分が多く含まれる水)は避けるようにしまし
ょう。
○ 心身の健康状態をチェックし、次のような症状や不安な事があれば、医
師・助産師・保健師等に紹介しましょう。場合によっては心のケアが必要
なこともあります。
◎注意した方がよい症状
◆妊婦さん
・お腹の張り・腹痛、膣からの出血、胎動(お腹の赤ちゃんの動き)
の減少、浮腫(むくみ)、頭痛、目がチカチカするなどの変化を感じ
た場合
・胎児の健康状態、妊婦健診や出産場所の確保に関する不安などがあ
る場合
◆産後間もないお母さん
・発熱、悪露(出血)の急な増加、傷(帝王切開、会陰切開)の痛み、
乳房の腫れ・痛み、母乳分泌量の減少などがある場合
・気が滅入る、イライラする、疲れやすい、不安や悲しさに襲われる、
不眠、食欲がないなどの症状がある場合
◆乳児
・発熱、下痢、食欲低下、ほ乳力の低下などがある場合
・夜泣き、寝付きが悪い、音に敏感になる、表情が乏しくなるなどい
つもの様子と異なるなどのことが続く場合
◆幼児
・赤ちゃん返り、食欲低下、落ち着きのなさ、無気力、爪かみ、夜尿、
自傷行為、泣くなどのいつもの様子と異なることが続く場合
※ 参考
・平成 23 年 5 月 20 日付事務連絡「東日本大震災で被災した妊産婦及び乳
幼児に対する保健指導について」
・妊産婦・乳幼児を守る災害対策ガイドライン
(東京都福祉保健局尐子社会対策部家庭支援課)
<http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/shussan/nyuyoji/
saitai_guideline/index.html>
・命を守る知識と技術の情報館(兵庫県立大学)
<http://www.coe-cnas.jp/index.html>
2.子どもに対する留意点
○ 子どもの生活環境を把握し、生活リズムを整え、子ども同士の安全な遊
びの場や時間を確保するなど、子どもらしい日常生活が送れるようにして
あげることが大切です。
○ 可能であれば、季節に応じた取り組み(定例の行事、ラジオ体操など)
を行い、遊び場、勉強場所の確保をするのも、子どもたちの日常生活を送
る支援になり得ます。
○ 子どもに話しかけたり、抱きしめてあげたり、スキンシップをとって安
心感を持たせてあげるように働きかけましょう。また、睡眠がとれるよう
に環境を整えてあげましょう。
○ 子供は遊びを通して感情を外に出せるようにすることが大切です。絵を
描いたり、ぬいぐるみで遊んだりできるように、遊びの場を確保してあげ
ましょう。
○ 外見上では判断できない身体的問題(慢性疾患・障害等)を抱えている
子どももいることも留意し、声をかけるなどによって、その把握に努めま
しょう。
○ 脱水症状の兆候(唇の乾きやおしっこの回数の減少など)がないか注意
し、こまめに水分摂取を促しましょう。
※ 参考:
平成 23 年 5 月 20 日付事務連絡「東日本大震災で被災した妊産婦及び乳幼
児に対する保健指導について」
3.高齢者に対する留意点
①脱水症状を予防しましょう
○ 水分をとっているか、脱水症状の兆候(落ちくぼんだ目、口や皮膚の
乾燥、ぼんやりしていることなど)が、無いか気を配りましょう。若
年者に比べてのどの渇きを自覚しにくく、また薬の影響で、脱水症状
になりやすいので、十分に気をつけましょう。食事の他に1リットル
は水分補給が必要です。
②衣服の着替えや入浴の状況を確認しましょう
○ 衣服を着替えたり、入浴したりするのが、おっくうになります。衛生
状態を保つためにも確認をするようにしましょう。
③できる限り、身の回りのことは自分でしていただきましょう
○ 自立した生活が脅かされることを恐れています。自立と威厳を保つた
めに自分の事は自分でしていただけるように呼びかけましょう。
④転倒に注意しましょう
○ 住居スペースに転倒の可能性があるようなものが落ちていないか、階
段や廊下の照明は十分か確認しましょう。段差や滑りやすい場所を作
らない工夫も、大切です。必要に応じて歩行を介助しましょう。
⑤見当識障害を予防しましょう
○ 部屋に時計やカレンダーを備えたり、使い慣れたものを置く、部屋は
できるだけ静かに保ち、柔らかい光の照明を設置するなど、見当識障害
が起こらない工夫をするようにしましょう。
⑥コミュニケーションの取り方を工夫しましょう
○ 眼鏡や補聴器を付けているか確認し、大きな声ではっきりと簡潔に話
しましょう。併せて、聞き取れて理解できたかどうかを確認しましょ
う。
⑦洋式トイレ(ポータブルトイレ)の設置・確保をしましょう
○ 和式トイレが使用しづらいことによる水分摂取制限やトイレへ行か
ないことによる日常生活動作能力の低下がおこらないためにも早急
に洋式トイレの設置・確保に努めましょう。
※ 参考:
・平成 23 年 3 月 28 日付事務連絡
「高齢者の要援護者の避難所等における適切な支援について」
・全国保健師長会「大規模災害における保健師活動マニュアル」
<http://www.nacphn.jp/rinji.html>
・日本障害者リハビリテーション協会情報センター
「災害時の高齢者・障害のある方への支援」
<http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/bf/saigaiji_shien.html>
4.慢性疾患の方々に対する留意点
○ 慢性疾患の中には、治療の継続が特に欠かせない病気があります。人工
透析を必要とする慢性腎不全、インスリンを必要とする糖尿病等の方は、
治療の継続が必須ですので、早急に医療機関へ受診をするように促しまし
ょう。
○ 高血圧、喘息、てんかん、統合失調症等の慢性疾患の方も、治療を中断
すると、病気が悪化する恐れがあるので、医師・保健師・看護師等に相談
を促しましょう。
○ 慢性疾患の中には、継続的な服薬と日々の食事の栄養管理が必要な病気
があります。処方薬を内服しているか、栄養管理が継続できているか確認
し、必要な治療が継続できるようかかりつけ医師・保健師・看護師等に相
談を促しましょう。 家族と離ればなれになった場合に備えて、処方薬と栄
養管理の内容が書かれたメモを持たせる等の工夫もよいでしょう。
※ 参考:
・透析を受けられる医療機関等の情報
日本透析医会災害情報ネットワーク
<http://www.saigai-touseki.net/>
・主治医等との連絡が困難な場合の、インスリン入手のための相談連絡先
(社)日本糖尿病学会
<http://www.jds.or.jp/>
編集後記
高い確率で発生が予想されている大地震!
世界の地震の2割は日本周辺で発生しているそうです。
そんなに遠くない時期に発生が予想されている東南海地震をはじめとする大地震。
日本国民一人一人が自ら確りとした知識と対策を考えておく時期がやってきているのではないでしょうか⁉
本号にてご紹介した東日本大震災時において厚生労働省が作成した「参考資料:被災者の健康を守るための対策 東日本大震災「避難所生活を過ごされる方々の健康管理に関するガイドライン」について【厚生労働省】(平成23年6月3日版)より」必ず皆様のお役に立つものと思っています。是非、ご熟読下さい。
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(順不同・敬称略)
厚生労働省
東海新報社
紅山子(こうざんし)
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
ー 必 見 ー
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
地震震度6弱以上の揺れの確立
想定される大規模地震
政府の地震調査委員会(東京大学教授の平田直調査委員長)は26日、今後30年以内に震度6弱以上の大地震に遭う確率を示す「全国地震動予測地図2018年版」を公表しました。それによると沖合で新たに超巨大地震が想定された北海道南東部で大幅に上昇。
昨年に比べると北海道釧路市は47%から22ポイント増の69%に、根室市が63%から15ポイント増の78%になった。
都道府県庁の所在地では、最も高かったのは首都直下地震が懸念される関東南部の千葉市で85%。横浜市は82%とかなり高い確率になった。南海トラフ地震の影響を受ける高知市は75%、同じ四国の徳島市は73%、東京・横浜と名古屋に挟まれた静岡市は70%。三大都市圏では、東京都は48%、名古屋市が46%、6月18日に被災した大阪市は56%だった。
地震 マグニチュード説明イラスト
地震災害
高い確率で発生が予想されている大地震!
30年以内の発生確率が1%未満でも発生した熊本地震(布田川断層帯・日奈久断層帯)
近い将来の発生の切迫性が指摘されている大規模地震には、南海トラフ地震、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震、首都直下地震、中部圏・近畿圏直下地震があります。 中でも、関東から九州の広い範囲で強い揺れと高い津波が発生するとされる南海トラフ地震と、首都中枢機能への影響が懸念される首都直下地震は、今後30年以内に発生する確率が70%と高い数字で予想されています。
想定される大規模地震
※発生予測確率は、地震調査研究推進本部による
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-2 TOKIO 2020「防災情報 想定される大規模地震 世界の地震の2割は日本周辺で発生!」2018年【内閣府】
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/4441952
※現在、2200件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。
ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
https://tokyo2020-7.themedia.jp/
ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
https://tokyo2020-6.themedia.jp/
ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/
ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/
ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
https://tokyo2020-3.themedia.jp/
ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/
ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/
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