ZIPANG-8 TOKIO 2020 ~東博で楽しむ特別なお花見~東京国立博物館で春恒例「博物館でお花見を」を企画 !

令和6年1月1日午後4時10分頃発生した、
能登半島地震で被害を受けた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。(編集局)


東京国立博物館(台東区上野公園)は、「博物館でお花見を」と題した春の恒例企画を、2024年3月12日(火)~4月7日(日)に実施します。


東京国立博物館 庭園と満開の桜


本館の各展示室では、絵画、陶磁器、きもの、工芸など、桜をモチーフにした日本美術の名品をご覧いただけます。また、本館北側に広がる庭園では、開花時期の異なる約10種類の桜を堪能いただけます。その他にもさまざまなイベントも開催します。


展示室で美術品、庭で本物の桜の両方を楽しめる当館ならではの、特別なお花見をお楽しみください。



■本館で桜めぐり

主に日本美術を展示する本館の各展示室では、「犬追物図屏風」など春の風景を描いた絵画や、「金龍山桜花見」など花見を楽しむ人々を描く浮世絵、また桜をモチーフにした陶磁器や染織など、さまざまな工芸作品をご覧いただけます。

該当作品のキャプションには桜マークが付いていますので、それを探しながら展示室内の桜をご堪能ください。


【主な展示作品】 ※作品はすべて東京国立博物館蔵


桜蒔絵十種香箱


桜蒔絵十種香箱(さくらまきえじっしゅこうばこ)

江戸時代・19世紀 吉田富子氏寄贈

3月12日(火)~6月2日(日) 本館12室にて展示
香道の遊びに使う道具を二段重ねの箱に収めています。

全体は黒漆塗で、桜の花と花弁の文様を金・銀・朱の蒔絵に金貝(かなかい)を交えて描き、様々な花の形と豊富な色使いであでやかです。


犬追物図屏風(右隻)


犬追物図屏風(いぬおうものずびょうぶ)

筆者不詳 江戸時代・17世紀

2月20日(火)~4月7日(日) 本館7室にて展示

犬追物とは弓術の作法をみがく伝統競技です。見物をしている老若男女が桜の下で思い思いに楽しんでおり、たいへんな賑わいを見せています。


金龍山桜花見


金龍山桜花見(きんりゅうざんさくらはなみ)

鳥文斎栄之筆 江戸時代・18世紀

3月12日(火)~4月14日(日) 本館10室にて展示

桜の名所である浅草で、花見をする女性たちを描いた浮世絵です。遠景には浅草寺の本堂と五重塔がみえます。


振袖 染分縮緬地枝垂桜菊短冊模様


振袖 染分縮緬地枝垂桜菊短冊模様
(ふりそで そめわけちりめんじしだれざくらきくたんざくもよう)

江戸時代・18世紀

3月5日(火)~4月21日(日) 本館10室にて展示

枝垂桜が肩にかかる模様を友禅染で表します。上下にわけるスタイルは江戸時代中期に流行しました。


桜下婦女図


桜下婦女図(おうかふじょず)

川又常行(かわまたつねゆき)筆 江戸時代・18世紀

3月12日(火)~4月14日(日) 本館10室にて展示

ひらひらと舞い散る桜の花びらをながめる女性。肉筆画を専門とした浮世絵師・川又常行らしい繊細な一図です。


色絵枝垂桜図皿


色絵枝垂桜図皿(いろえしだれざくらずさら)

鍋島 江戸時代・18世紀 米田實氏・千惠子氏寄贈

3月12日(火)~6月2日(日) 本館13室にて展示

枝垂桜を描いた鍋島焼の組皿で夜桜が表現されています。高度で洗練されたデザインが追究された盛期鍋島の優品です。


袱紗 紫地鶏桜火焔太鼓模様綴織


袱紗 紫地鶏桜火焔太鼓模様綴織
(ふくさ むらさきじにわとりさくらかえんだいこもようつづれおり)

江戸時代・19世紀

3月5日(火)~4月21日(日) 本館10室にて展示

江戸時代、長寿のお祝いや結婚、出産といったおめでたい日に、贈答の品に覆い被せて贈られました。表地には、諫鼓鳥(かんこどり)が織り表されています。


瓢形酒入


瓢形酒入(ひさごがたさけいれ)

船田一琴作 江戸時代・天保14年(1843)

2月6日(火)~4月21日(日) 本館8室にて展示

素銅(すあか)と銀・銅の合金を継ぎ合わせてつくられたお酒の容器です。上部には雲間にのぞく月を銀象嵌(ぎんぞうがん)し、下部に鍍金の桜花が嵌めこまれています。


■桜イベント *すべて事前申込不要、参加無料(ただし、当日の入館料が必要)


◆ボランティアによるガイドツアー・スライドトーク

ボランティアによるガイドツアーは、「博物館でお花見を」の期間中、桜に関するお話を加えたスペシャルバージョンになります。


構内の樹木をご紹介する「樹木ツアー」では、桜や桜にまつわるエピソードを、桜を見ながらお話しします。


当館の建築を見る「たてもの散歩ツアー」、建物や展示室の概要を英語でご紹介する「英語ガイド」、法隆寺献納宝物の魅力をお伝えする「法隆寺宝物館ガイド」でも、構内の桜についてお話しします。


スライドトークでは、ボランティアがスライドを使って作品の魅力をお伝えします。「博物館でお花見を」の期間中、一部のスライドトークでは、桜や花に関わる作品も紹介する予定です。


ボランティアによるガイドツアーやスライドトークなどの日時、詳細は
お問合わせ: 050-5541-8600(ハローダイヤル)または当館ウェブサイトでご確認ください。

*天候等により、内容は変更になることがあります。


◆「春らんまん 桜ぬりえ」

桜をテーマにした当館所蔵作品のオリジナルぬりえをお楽しみいただけます。展示室にある作品の色づかいや表現にも注目してみてください。

日時:3月22日(金)、23日(土)、24日(日) 11:00~15:00(受付終了14:30)

会場:本館19室 *会場にて随時受付。1名につき1枚配布。なくなり次第終了


◆お花見ヨガ in 法隆寺宝物館

どなたでもお気軽にご参加いただける「お花見ヨガ」を実施予定です。詳細は当館ウェブサイトをご確認ください。


◆東博句会「花見で一句」

「博物館でお花見を」の期間中、桜をテーマにした俳句を募集します。桜咲く庭園や、桜をモチーフにした作品をテーマに、一句詠んでみませんか?応募方法等、詳細は当館ウェブサイトでご確認ください。


■庭園散策について

庭園には、ソメイヨシノをはじめ、オオシマザクラ、枝垂れのエドヒガンザクラなど、約10種類の桜が次々と開花します。池の前にある腰掛石に座って、ゆったりと景色を楽しむこともできます。


散策のベストシーズンであるこの季節、展示室で見る桜の作品とあわせて、庭園で咲く桜もお楽しみください。

開放時間:9:30~17:00


※天候や整備作業等により、閉鎖もしくは散策エリアを制限する場合があります。

※茶室内には入れません。

■「博物館でお花見を」 来館案内

会期    : 2024年3月12日(火)~4月7日(日)

会場    : 東京国立博物館

        〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9

開館時間  : 9時30分~17時 ※金曜・土曜日は19時まで

        ※入館は閉館の30分前まで

休館日   : 月曜日 ※ただし、3月25日(月)は開館

観覧料   : 一般1,000円、大学生500円

        ※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。

        入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。

        ※障がい者とその介護者1名は無料。

        入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。

        ※有料イベント等は別途料金が必要です。

交通    : JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分

        東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分

お問合せ  : 050-5541-8600(ハローダイヤル)


※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間、開催内容等については、今後の諸事情により変更する場合があります。詳しくは、当館ウェブサイト等でご確認ください。



鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使


協力(敬称略)

紅山子(こうざんし)


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



アーカイブ リンク記事をご覧ください。


重要文化財 龍濤螺鈿稜花盆


重要文化財 龍濤螺鈿稜花盆

中国 元時代・14世紀 東京国立博物館蔵

展示期間:1月2日(火)~28日(日) 本館 特別1室

作品詳細:螺鈿によって、5本の爪をもつ龍が体を大胆にうねらせている姿が表されています。龍の鱗や、躍動する波がしらを見ると、貝を緻密に加工する高度な技術が用いられていることがわかります。


 過去の和太鼓イベントの様子


~和太鼓演奏、獅子舞など新春限定の企画も満載~

東京国立博物館は、2024年も1月2日(火)より開館し、恒例の正月企画「博物館に初もうで」を開催します。本企画は2024年で21年目を迎えました。

干支をテーマにした特集や、長谷川等伯筆 国宝「松林図屏風」(1月2日<火>~1月14日<日> 本館2室にて展示)をはじめ、本館・東洋館の各展示室で、新年の訪れを祝して吉祥作品や名品の数々をご覧いただけます。

また、新春気分を感じられるいけばなの展示や、1月2日・3日には和太鼓、獅子舞など、新春限定の企画も開催します。


(詳しくは下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-7 TOKIO 2020毎年恒例!「博物館に初もうで」東京国立博物館で 2024年の干支“辰”をテーマにした展示を1月2日より開催
https://tokyo2020-7.themedia.jp/posts/49763665



※現在、2250件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。


ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
https://tokyo2020-7.themedia.jp/


ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
https://tokyo2020-6.themedia.jp/


ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
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ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
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ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
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ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
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新サイトの記事をご覧いただけます。

ZIPANG-8 TOKIO 2020 (VOL-8)
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ZIPANG-8 TOKIO 2020

日本の精神文化と国土の美しさについて再発見その1. 全世界との情報の共有化その2. 偏り、格差のないローカリティの尊重!その3. 美しきものへの学び、尊敬、関心を高める教育と推進

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