ZIPANG-8 TOKIO 2020「心の文明へ」 1 日本は本物のフロンティアを目指そう 【寄稿文】一舟・光秀

令和6年1月1日午後4時10分頃発生した、能登半島地震で被害を受けた皆さまに、
心よりお見舞い申し上げます。(編集局)


毎日世界では、悲惨な戦争が続く。
なんとも野蛮で未開な人類であることか。


日本を取り巻く自然はこんなに平和で美しい。
でも何故人が関わると、悲しく醜くくなるのだろうか。
物質文明は大切な人の心を置き忘れるからだろう。



平和を 日本人の元になる資質から考える


列島日本人には二つ大きな特徴がある。これが弥生時代から現在に至る日本の混沌とした歴史である。

 

平和で自然とともにあった列島の2万年に及ぶ縄文時代。そして今一つは戦に明け暮れたユーラシア大陸から、好戦的な人々の渡来した弥生期である。


はるか西のローマとフェニキア人の戦い。広大な中国の春秋戦国の長い戦を逃れ,太陽の昇る蓬莱の地を目指し、たどり着いたのが日本列島である。


砂漠や荒野から、自然豊かな山川草木と海の列島の風土の恵みにより、弥生の終わりには多文化宗教の交流は、支配者階級の抗争を経て、世界に類を見ない朝廷制度位が確立し、万葉集という心優しく美しい、人と自然の調和を歌った階級を超えた歌集が生まれた。やがて世界初の女流恋愛小説までに、熟成された日本文化の基礎が出来上がった。


ここまでの概略は共有して頂けたと思う。


問題はその後の、神道と仏教の集合離散、他国と争いのない友好を貫いた250年仏教思想政権と、アジア全土の欧米植民地主義の争いに突入した神道思想。そして最後に同じ米ユ同祖、英ユ同祖、日ユ同祖論の国同士が戦い。日ユ同祖国は敗れたが天皇は象徴とされ、不思議に国民もその後80年馴染んできた。


そういえば戦国の世、信長の皆殺し天下布武と。光秀の戦の講和と朝廷保全、この両者の国を納める理想の違いは、弥生と縄文との血の争いなのだろうか。織田軍のトップ重役の光秀は、鉄砲類武器の調達と改善でユダヤの商人とも交流した。その頃からなんらかの先進的今ユダヤの理想とする王のあり方を、日本の天皇制にあるのではということを感じたのではないのか。


それにしても現在のイスラエルの容赦のない戦闘は時代錯誤ではないか。


有史以来人類は、平和と戦争で、民族や国という枠組みのなかで、生き物の常で「王」という統率する役目が必要であるが、歴史を見ても王国の盛衰はいずれも王族の処刑で終わり悲惨で如何にも野蛮である。今の世界の悲惨な命の争奪の戦争はいつまで人類は野蛮な生き物か見る思いである。


実際平和を願う日本人の心の本性の DNAは、大河ドラマも、アニメも子供のゲームまで、敵を倒し殺すことの快感を助長し、乱暴運転、いじめに、子供の自殺などにもあらわれていると考える。

 

人を殺すことで国を権力を得た人間には、平和な国など作れるはずはない。


そのような人を英雄などと今でも思う、狭い考えを教科書に載せることはもうやめる時である。自由で平和な心の広がりが大切になる。


物質文明は心を置き去りにし、欲望の進化を褒めちぎっていては、地球の自然もすべての生き物は終わりに向かうであろう。


唯一の未来仏である弥勒菩薩は、太陽の寿命が終わる数十億年後に、全ての煩悩は救われると言う。その時太陽と共に太陽系惑星も全て宇宙の塵にガスになるのだから。
いかに人の欲望が途方もなく厄介なものであるか分かる。


では人は今、一体何をすべきなのか?。


心の豊かさだけでは、どうにもならない、抗いようのない現実がある。

とはいえ、私たち人は、明日にでも今すぐにでも、幸せと平和を希求し、
できる範囲で今を正しく生きることになる。


先日暮の某新聞の見出し 世界は今相変わらず人類の稚拙な欲望の戦争が世界各地で


戦争は人の悲しみを作るために、世界が年間数百兆円もの国民の税金を浪費する。人類の幸せのためのはずの経済活動だが、不思議な現象である。


日本列島も沖縄も、かけがえの無い美しき風景だが、その例にもれず、今も極東の重要な軍事拠点であり多くの基地がある。そして我が国は熾烈な経験の敗戦後、大いに反省したかに見えたが、戦後80余年、なんといつの間にか世界有数の軍事大国になっていた。


つい先日のニュースで、更に世界に向けて一層軍事製品生産輸出に邁進する首相の発言があった。民主主義に則り、多くの国民がそのような国を、政府を育てたのだから、国民の意志なのである 。


人の命は何よりも尊いと言っていながら、エコノミックアニマル日本人は、お金が欲しいのが本音であることが分かる。


新年のZIPANG TOKIO 2020への投稿として、新年に相応しい企画のご紹介からスタートしたいと思う。平和な新年に向けた一つのヒントとしてである。


ZIPANG-8 TOKIO 2020令和6年 京都御所 新春の展示!ご案内【宮内庁】

https://tokyo2020-8.themedia.jp/posts/50773883


令和6年 京都御所 新春の展示について宮内庁京都事務所は、新年に、京都御所において、新春にふさわしい展示を行います

今回は、古来瑞鳥として愛でられてきた鶴と松の襖絵を展示します。



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ヒント 1・新年の願いとして、戦争からから平和な世界へ。


人類にとって本物のフロンティアを、
欲望の物質文明の反省から心の文明へ


現実は、今国会で進行中の、日本の「軍拡商売」ではなく、平和への願いに相応しい象徴的な日本の伝統的な感性の表現「群鶴松梅(ぐんかくしょうばい)」(京都御所御花御殿 上の間 襖絵へと、話題を大きく変えて行きたい。

目的の違いは、世界の人々の世界平和への切実な新年の願いでもある。


ヒント2・見果てぬ夢蜃気楼を求めて


今生きて見る美しき物事は

五感で感じる全ての現実は

一瞬にして大宇宙の過去に

愛しき誰かの記憶になれば

しばし大切な夢・想い出に

これが人の儚い本音である

文明の偶然の記録にあれば

しばし宇宙ゴミとして漂う


ヒント・3  日本列島の心の文明の原点は、


世界に冠たる特異な縄文文化にあり、そして大陸から渡来の弥生の太陽信仰とシリウス信仰、そしてアジアの月齢文化である。

太陽信仰と共に共存し、しっかりと現実世界の背骨となっている謎のシリウス信仰とはなぜ根強く存在すのか。


中東の神のもとであるシリウス信仰

ピラミッドも列島の神社の目指す星

それらの軸線は冬の大三角の一等星

古代農耕の基準であるシリウスの星


大犬座北斗七星の主星北極星でなく

太陽系の母なる恒星主星太陽でなく

シリウス信仰が王や自然崇拝の神に


何故か? 

 

アフリカのドゴン族の祭りの大神は

今われらの知る両生類であると言う

近き太陽系の蒼き水の惑星を目指し

シリウスの水の惑星から来たという


弥生期を形成したフェニキア文明


戦争と平和にも、意外にも近代・現代の戦争に、歴史的にも何らかの関係があると思う。皇紀2600年と叫ぶ明治の好戦的な実態も、古代地中海世界の、フェニキアの1000年の繁栄の終焉、新興勢力ローマとの数度にわたる激烈なポエニ戦争、首都カルタゴの最後の姿を描いたリアルな西欧中世絵画の、女性は髪の毛さえ弓の弦にして、皆殺しに終わった戦争は、2度と領地に農作物が生えないようにローマによって塩を撒かれた古代の歴史に思い至る。


そして世界へ旅立ったフェニキア人と文明は列島に、五月雨的に大陸から半島から南の海から北の日本海から渡来し、縄文人と婚姻し、縄文文化に都市的集団武器甲冑を騎馬民族風習を伝え弥生時代になり、道祖仲間争いの末に大和朝廷として成長し、奈良、京都、鎌倉、室町、江戸、現代に至った。


その過程には古代の東南アジアと中国の宮廷舞楽や、密教、唐の文化も列島にしか残っていない貴重な文化があり、フェニキア文化は、神社として成立し、言語や習慣に色濃く伝わり現代に生きている。


また古代中国や東アジア5千年の都市デザインの基本思想、四神相応の現代への応用は、筆者も都市施設やインフラデザインの骨格として活用し、中国での世界環境芸術会議で発表し、現地の専門家から評価された。


何故なら当時中国で四神相応など風水思想は毛沢東思想に反するものであり、国土や都市その他に用いることは禁止されていたため、講演会の後マスコミの集中取材された。全くそのような時代意識に欠如した筆者は唖然として対応した。


日本は太平洋戦争敗戦で悲惨な洗礼を受けた。侵略した広大なアジアから米軍の統治下で、沖縄から北海道までに閉じ込められ、奇しくも縄文時代左様になった。今も気がついていない日本人は、多くの立ち遅れた物事は満載ではあるが、今後心の文明に向けての役割は大きいのではと思う。


日向の美々津の集落の郵便受けにあるフェニキアの姿の船


日向の美々津は、古くから神武天皇が大国主の大和を攻める時の、埴輪にもあるフェニキアの軍船をシンボル化し、皇紀二千六百年のモニュメントがある美々津地区の各戸の郵便受けにある。


フェニキアはエジプト、イスラエル、ケルトの人々が協力し、地中海をBC15世紀からローマに滅ぼされるまで千年に渡り活躍した地中海文明である。その後アラビアの紅海からインド洋、東南アジアから九州へ、そして木材産地の高千穂と、日田から軍船をつくり瀬戸内から、紀伊半島周りで大和を攻め、大国一族に国譲りを迫り、難航し、軍事に長けた関東の香取、鹿島の一族を呼び、脅迫し国譲りに成功した。


その功績で平安期には伊勢、香取、鹿島を三大神宮とした。今でも大きな杉の森の社殿があり、奈良の春日大社もその時からの証拠である。


東国の埴輪は騎馬民族の特徴ガニ股が多いい


この見慣れない武将の騎馬民族の埴輪は、筆者の千葉県東部の古墳から出土し、黒い帽子とヒゲとみづらは、今でもニューヨークでもみられるユダヤの僧ラビのスタイルでもあり、古代の日本の神々の容姿表現と同じである。何故かこの武人の埴輪は、一般の埴輪ののんびりとした人物と大きく違うのに、何かあまり知られていない理由が謎でもある。


ところで弥生期の列島文化に大きな影響をもたらした「フェニキア」は、エジプトとイスラエル・西欧ケルトの人々が共に地中海世界を縦横に活動した約1000年の時代であった。ローマに滅ぼされ世界に離散したグループは、列島にも紅海からインド洋、アジア、九州へと航海術で、日本列島の弥生初期に辿り着き、埴輪になったフェニキィアの軍船の姿は、今も日向の美々津港の街並みの郵便受けに記されている。


神武一族が大和の大国主一族を攻めた出港の地に、皇紀2600年の記念碑がある。それがやがて好戦的な明治維新の侵略行為の合言葉となり、太平洋戦争に至った。悲惨な沖縄戦、長崎・広島、そして全国の主要都市から、筆者の千葉の小さな村の小学校まで焼け野原なった。


時の戦勝国のトップ、チャーチル首相も、ルーズベルト大統領も、日本の戦後統治機構GHQもユダヤ系の人々であり、日ユ道祖論の現在も日本統治は続く。


だが今、武器製造輸出に関する政府の一層の動きは、はるかに自主防衛の心を超えて、アジアの人々に世界に対しても大きな問題として、日本国民だけが脳天気平和さ加減だが、少しは心配しよう。


元をと言えば日本の戦国時代よりずっと膨大な、中国春秋戦国の数百年に及ぶ、戦乱を逃れ、敗れ列島へ大挙して渡来したらしい。DNA研究の結果、縄文の素敵な時代のDNAと日本の弥生期の成立時DNAは同じくらいに、その後はるかに上回る古墳時代の新たな混在したアジアのDNAの割合の多さに驚いた。


日本人とは混合混在アジア人であり、皆親戚になった特殊な人種だと位置付けられると言う。でも20%かわずかに残る縄文のDNAこそ、最も貴重な列島人の平和な心の元になる遺産だと思う。


日本の立ち位置は、今後も世界平和に貢献する役割がある


生成AI、火星や月への移住計画など、大モテだが、人の命と心の存在の本筋から外れた物質文明の欲望のフロンティアではなく、日本列島の縄文の心を置き去りにして来た、弥生以来の現代に至る、渡来の物質文明への反省が、日本人が本当の意味でフロンティアとは何かを考え、未来に向けて取り組む元である。それは縄文の流れを知る日本列島人の使命である。


世界的に貴重な特殊な存在として、さらに世界遺産と言われる縄文文化 のDNA・ミームを、人類の豊かな、むしろ寛容な心を持って楽しむ心を持って広める時に今世界はあるのではないか。物質文明の反省にしても同様な融和解決の心でと願う。


世界でも古い縄文の日本女性のデザインはモダンで凄いね


時には近隣にある古墳群に足を伸ばしたり、戦争の遺跡や、優れたインフラ遺跡に接すると、古代からの列島人の感性とDVAが蘇るの是非お勧めしたい。


文化としてのインフラデザインと思想を、東海一の心霊スポットになった東三河の山中にある伊勢神トンネルは、文化財としての美しさと貴賓さえある。ものづくりの基本の心が見える。


日ロ戦争のバルチック艦隊を打ち破った旗艦三笠の司令塔は、戦争のことを抜きにしても美しい


造船は日本の得意産業だが横須賀の産業遺産ドックのインフラデザインは感動的である 


列島の日本人は、世界に大きな何かを伝える使命を持っている。


この問題が集約されている場所は、我が国の明治維新の対外侵略行為の結末である太平洋戦争で、英米に無条件降伏に至った多くの戦跡と聖地がある沖縄と、人類文明史上空前絶後の言い表せ得ない、核兵器の人体実験場となった長崎、広島の存在である。


これほど言語に絶する試練を経た南から北までの列島は、世界に対して大きな使命を持っていると思う。


広島で、沖縄での、丸木ご夫妻の絵画表現は、無言で静かに人の心の底に伝えてくれているように思う。沖縄へ広島へ行く時は、一度ならずとも脚を運んで欲しい美術館がある。


丸木位里、俊夫妻


過去を忘れず未来のために、世界に向けて平和を叫び伝え行動する使命が、日本列島に起源をもつ住む人にある。その一つ、丸木位里、俊夫妻の佐喜眞美術館では、日本人の心のもとを改めて見ることでしょう。


沖縄の原点「ぶながや」から平和を考える


くったくない平和と自然を愛し巧みに生きて来た、沖縄の、縄文人の姿をした妖精童子である。


筆者が日本の原点を、世界の文化の共通性などから様々に思いを巡らしてきたが、我々が正しくシンプルに言葉で伝えられなかった、縄文の、沖縄の心、そのままの「姿」がそこにあった。「ぶながやの心」に触発され、平和への想いを記す。


生命の尊厳

あらゆる生命と人の命の未来を守る。

「生きとし生きるもの 皆幸せであれ」 ブッダの言葉の再認識。


戦争反対とは

大国の拒否権のない、世界190カ国平等の新らしい国連を作る。

有史以来の人の憎しみと悲しみを造らない、自然の摂理を踏まえた国連を。

戦争の原因は狭い人の心にあり、特に現代人は 反省を。

欲望の権化の植民地主義、侵略の歴史を心から反省と清算を。 

日本の現実にある、軍事製品製造・輸出と更なる振興を止める。

世界の数百兆円の軍事産業の縮小と、他産業への転換を。 

世界を支配コントールする大富豪、財閥の経済活動の一環である戦争は止める。

 

地球環境の破壊を止める

有史以来人がさんざ荒らし回った母なる天空海大地の修復。特に太平洋戦以降、自然と人は全く大きく乖離した。


もうこれ以上大地を海を天空を、縄文の心を、国民の、人類の、地球の、宇宙の、最も正しく純な心を破壊してはならない。日本は今や縮小世界の最先端にあるが、相変わらず大地や海を荒廃させようとしている。


それには古い縦割りの狭い根性を捨て、思想と宗教と芸術と科学と経済などで「心」のトータル共同研究を。


戦争をなくすために、山中伸弥教授らのiPS細胞の遺伝子を操作組み込むことで、同種の生き物である人を殺す人類の稀有なDNAを変える事は出来ないものか。


その前にすぐにでも、殺人奨励のようなアニメや大河ドラマやゲームの場面を止め、そして武力で権力支配する者を英雄と称賛してきた野蛮な風習を止める。
知性と感性でこの世から排除しよう。


人類の未来の平和の探究こそ「フロンティア」である


有史以来の命を粗末にしてきた時代錯誤の文明は、未来人類への犯罪と記される。

縄文時代と、江戸期のSDGs的風土伝統の暮らしを世界の手本にしよう。

身近で幸せな暮らしのための小さな伝統的な産業の振興工夫と改善を。

世界のあらゆる伝統文化、特に少数民族の深く美しい伝統文化を守る心を。


宗教・思想の自由と習合を進める

戦争の原因は狭い人の我儘な心の対立にある。互いにいがみ合うのではなく、昔日本に一時あった神仏習合のように、良きところを認め合う、宗派の共存の道を探る日本らしい懐の深い心の育成を参考に。


風土と伝統を活かして未来を創る

伝統と新たな工夫で故郷を地域の風土を甦らせる。

人の幸せな心は自然にあり、自然は人や生き物の心身を洗う。

大地に生きるものの全てに共通する基本である。


弱い立場の人や生きもの、物事を慈しむ

いじめや不登校自殺環境を改善する。

これは職場.組織の事勿れや悪質な儲け主義による労働環での、若手医師や教員などの自殺、障害者など弱者への暴力や、意地悪い狭い心による行為をなくすには、国や自治体、企業など組織のトップの人々の資質を高めることにある。


悪しきは上から下へ、良きは同時に伝わる

いずれも指導者、権力者の意識の低さ人格が大きな問題である。


進んだ国や人は全体の良きバランスを仕事とする

長く地域の愛されるインフラであり、文化である鉄道や橋が、採算が合わないとの理由で廃止は、地域の衰退を決定づける。田舎あっての国であり、先人の作ったインフラは、大切な心の資産、風景こそ文化である。


創るは難く、破壊は一瞬。 平和も幸せも

他の人に世界に、期待を持てないならば、自からすればいい。
何万年の生き物としての直感が最も大事な物事の判断の根源である。
エビデンスは狭い専門分野の自己保全の考古学でしかない。



寄稿文 一舟・光秀(林 英光)



環境ディレクター
愛知県立芸術大学名誉教授
東京藝術大学卒業


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。

発行元責任者 鎹八咫烏(ZIPANG TOKIO 2020 編集局)



アーカイブ リンク記事をご覧ください。


国宝 宇佐神宮本殿の側面。格式のある、現代に通じるモダンさを感じるデザインである。


宇佐神宮は全国に4万社あまりある八幡様の総本宮である。 八幡大神(応神天皇)・比売大神・神功皇后をご祭神にお祀りし、神亀2年に創建された。 皇室も伊勢の神宮につぐ第二の宗廟(そうびょう)として御崇敬になり、 一般の人々にも鎮守の神として古来より広く親しまれてきました。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「三殿一徳のご神威 宇佐神宮は全国4万社あまりの八幡さまの総本宮 725年(神亀2年) 創建(前編)」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2913841



県指定有形文化財 呉橋


影見れば月も南に寄藻川 くるるに橋を 渡る宮人

呉橋は西参道にある屋根がついた神橋です。 昔、呉の国の人が掛けたともいわれ、この名があります。鎌倉時代より以前からある橋です。上記の歌は後伏見天皇正安3年(1301)の勅使、和気篤成朝臣のものです。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「日本人の精神文化の支柱 八幡神成立の基盤は、豊かな自然の恵み 八幡総本宮 【宇佐神宮】(後編)」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2922758/



宇佐神宮 御本殿


宇佐神宮 御本殿図面


宇佐神宮 御本殿 図面


六郷満山1300年を記念し、宇佐神宮御本殿を期間限定で一般公開致します。

廻廊に囲まれて平素は全容を見ることが出来ない国宝の八幡造本殿や、御垣内に鎮座するため一般の参拝者が目にすることの限られる北辰神社(県指定文化財・国宝本殿の原型)・春日神社(一之御殿脇侍の神社)を間近に参拝・拝観頂ける機会です。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「八幡総本宮 宇佐神宮御本殿 特別拝観 六郷満山開山1300年記念事業として」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/4034771



宇佐神宮 勅使門


「豊かな自然の恵み 八幡総本宮 【宇佐神宮】(後編)」を拝見しました。
私は嘗て宇佐神宮にはご参拝したことが無く、その優美さと規模の壮大さに驚嘆。
さすが、名にし負う宇佐神宮! 


広島人の私が東北に居付いて25年ほどになります。東北を歩いてみますと、この地域は土着性の伝統行事や信仰に見られる慣習など、地域性が色濃く残り、旧石器時代から続く、縄文文化の歴史が今続々と立証されており、日本人の原点であることを感じざるを得ません。


そんな折、 今回の主題、宇佐神宮とは秦族一族の拠点であり、日本で最大の数を誇る約44,000社ある八幡宮の総本社であります。


東北一帯には古代のえみし族が信仰していた神々を祀る小さな祠や野仏などを見ると、殆どが庶民によって建てられたもので小さく、粗末な造りですが、色とりどりの端切れで編まれた真新しい鈴の緒が御堂の前に下がっていたり、お饅頭や、野花等が供えてあると、何故かほのぼのとした気分が致すものです。 


しかし例えば、旧名:古志王神社等は本来、越国の御祭神であったものが、坂上田村麻呂を始めとする徳川幕府の将軍に至るまで、歴代、征夷大将軍と名乗り、東北のえみしを標的にした征伐を繰り返して、彼らが祀ってきたシンボルの小社や祠の殆どが八幡神社に塗り替えられていることが分ります。 


宇佐神宮とは、えみし族に対する征服神である八幡神社の総社であるため、ある意味で、私の中に勝者対敗者の感覚がいつの間にか芽生えていて、日本人のルーツを探りたい私は、若しかすると中立性を欠いた弱点になっているかも知れません。


宇佐神宮 御神木 クスノキ 


先ずは、色々と掲載された画像を通して、或いは、編集長の細やかなご専門の目を通して提供された、トピックス記事が大変新鮮です。例えば御祈祷殿前に聳える大楠の御神木の画像から、九州では用材としてのクスノキが仏像作りにも及ぶ話です。


━実は、昨日は”えみし学会”のフィールド研修会で会津や坂下、喜多方の土地と古墳巡りで出逢った仏像は殆どがケヤキ材、たまにカツラ材の一木彫りでした。━つまり、ケヤキは東日本にその多くを見る落葉樹林、クスノキは西日本を代表する常緑樹の典型です。


こうした風土環境の違いで思うことは、祈りの形態にも神仏に対する心の距離が大分異なる気がしてきました。西国は四季を通じて常緑樹に囲まれた鎮守の森にオーラを放つ厳かな社殿の佇まいに対して畏敬の念が当然湧いてきます。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「雑感 宇佐神宮に寄せて・・・【寄稿文】まんだら塾長 日原もとこ」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2959802



六郷満山

山岳宗教「六郷満山」


宇佐八幡宮と六郷満山文化


「菱形池」欽明天皇三十二年、八幡大神が御現われになった霊池です。その名の所以は宇佐の三山、菱形にかこまれているため。古くから霊池として有名です。


宇佐八幡宮は、日本で最も著名な神社の一つである。八幡造の本殿は国宝に指定されており、その起源は571年までさかのぼる。八幡神は、境内の菱形池のほとりに出現したと伝えられることから、水神的性格を帯びていると考えられる。この地域は、宇佐八幡宮を介して一体の文化圏を構成していることから、この地域に共通するため池文化は、この神に始まると言っても過言ではない。八幡神の御験みしるしは、飛鳥時代に渡来人の技術によって造られた三角池というため池に生えるマコモの葉を編んだむしろで作られる。


六郷満山文化


連帯式ため池


この地域の農業発展に関連付けられてある最も有名な歴史的・文化的背景は、神仏習合の六郷満山文化である。11 世紀~12 世紀代には荘園制と呼ばれる新しいムラ支配のシステムが出現し、六郷には宇佐八幡宮が領有する多くの荘園が成立した。これ以降、この地方の山岳部では六郷満山と関連する農業活動が始まる。17世紀末になって、いったん衰退した六郷満山寺院の活性化が始まり、両子寺は、これらの寺院の復興に主導的な役割を果たしてきた。修行者による峯入り行の再興は、信仰を流布させ、行者( ぎょうじゃ)と民衆の距離を近いものにしていった。六郷満山文化は、「山岳信仰」と密接に関連する。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「六郷満山 〜2018年 六郷満山開山1300年〜 国東半島一帯に広がる六郷満山文化とは(第一話)」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3149938



神と仏が息づく文化


宇佐神宮六郷満山霊場とは

仁聞菩薩は、宇佐八幡神の化身(生まれ変わり)として宇佐国東の地に

今をさかのぼること約1300年前に神仏習合の原点となる山岳宗教、「六郷満山」を開かれました。

2018年に開山1300年の節目を迎える中、「宇佐神宮六郷満山霊場」は全国八幡社総本宮である宇佐神宮八幡大神と仁聞大菩薩の足跡を辿り、今日まで脈々と受け継がれてきた神仏習合の文化に触れ、神・仏とご縁を結ぶ巡礼であると共に、 この巡礼は行そのものであります。


両子寺仁王像


ZIPANG TOKIO 2020「六郷満山 神・仏とご縁を結ぶ巡礼 〜2018年 六郷満山開山1300年〜 国東半島一帯に広がる六郷満山文化とは(第二話)」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3158332



両子寺 仁王石像


国東半島の中央に位置する標高721mの両子山。そこから放射状に海へと下がる28の谷が、半島に刻まれています。  大昔、谷には郷ができ、「来縄」、「田染」、「伊美」、「国東」、「武蔵」、「安岐」という名が付けられました。 この郷を中心に発展した山岳仏教が『六郷満山文化』と呼ばれています。 そのうちの4つの郷が国東市にあり、六郷の中核を成していました。 


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「六郷満山 世界遺産認定を目指して〜2018年 六郷満山開山1300年〜 国東半島一帯に広がる六郷満山文化とは(第三話)」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3159997/



国宝「富貴寺 大堂」の四季 秋


自然

豊後高田市は、大分県の北東部、国東半島の西側に位置し、東経131°26′、北緯33°33′、東西の距離17.1km、南北の距離23.2km、総面積は206.24km2で、西は宇佐市、東は国東市、南は杵築市と接している。


また、大分市まで約60km、北九州市まで約90kmで、両市に比較的近い距離にあり、北は周防灘に面し、豊かな自然と温暖で過ごしやすい瀬戸内式気候に属している。


地域の東部から南部にかけては、ハジカミ山、尻付山、両子山や日本三叡山に数えられる西叡山等の山々が連なり、国東半島のほぼ中央の両子山から、放射状に谷や峰々が延びた地形となっており、その谷間を桂川、真玉川、竹田川が走り、河口付近に市街地が形成されている。


域内には、瀬戸内海国立公園及び国東半島県立自然公園を擁し、山間部及び海岸部の自然景観や農村集落景観、六郷満山文化ゆかりの史跡等、豊かな自然と歴史文化などの地域資源が豊富である。


豊後高田の夕陽(真玉海岸) 国の登録記念物(名勝地関係)に登録


豊後高田景勝地「無明橋」崖上約80m、昔修験者の修行の場となっていた石の橋


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「国宝 富貴寺 六郷満山開山1300年 非公開文化財特別公開 【豊後高田市】」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3083563



豊後高田 真木大堂ご本尊の阿弥陀如来坐像と四天王像(いずれも国重要文化財)


豊後高田 真木大堂 大威徳明王像(国重要文化財)


大分県北東部に拳のように突き出した“仏の里”国東半島。 宇佐の八幡信仰と古代仏教とが融合した「神仏習合」が今も残る地でもあります。


平安時代から中世にかけて半島には来縄(くなわ)、田染(たしぶ)、安岐(あき)、武蔵(むさし)、国東(くにさき)、伊美(いみ)の6つの郷が開け、山あいには天台宗と結び付いた65ヶ寺ともいわれる数多くの寺院が作られ、これらは総称して六郷満山と呼ばれ、独特な仏教文化が花開きました。


真木大堂は六郷満山本山本寺8ヶ寺の一つとして36坊を有し六郷満山寺院最大の寺院であった馬城山伝乗寺の故地として今も多くの仏像を守り続けています。


そして、仏様たちは千年もの時を越え今も優しく力強く“仏の里”を見守り続けています。 


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-2 TOKIO 2020「幻の大寺」で「日本一の仏像」に出会う!豊後高田市【真木大堂】〜2018年 六郷満山開山1300年〜
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/4603031



鬼朱印・不動朱印は「くにさき」にとって特別な御朱印です。

鬼朱印とは「くにさき」の各寺の鬼とのご縁を結ぶ御朱印で、鬼が仏となって人々に幸せを届けるという「くにさき」の文化に基づいています。

また、不動明王は江戸時代には六郷満山全体のご本尊と定められ、日々修行に明け暮れる僧侶達から厚く信仰されました。

「くにさき」にとって特別な2つの御朱印が、新しくなって再登場です。 


六郷満山 天念寺修正鬼会(2月11日)


国東半島に点在する数多くの六郷満山の寺は、養老2年(718年)に仁聞菩薩が開基したと伝えられています。仁聞菩薩は、宇佐八幡神の化身(生まれ変わり)として宇佐・国東の地に、今をさかのぼること約1300年前に神仏習合の原点となる山岳宗教「六郷満山」を開かれました。令和元年(2019年)は仁聞菩薩によって開かれた六郷満山の1301年の新たな年を迎えます。


ZIPANG-3 TOKIO 2020~鬼が仏になった里くにさき~「令和元年【期間限定】特別な御朱印 鬼朱印・不動朱印が新しくなって再登場です。」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6199554



森の賢者「大主(ウフシュ)ガジュマル」
森の賢者との遭遇は、一瞬、思わず息を呑む…静寂の後、感嘆の声が上がる。


ガンガラーの谷は、数十万年前までは鍾乳洞だった場所が崩れてできた、豊かな自然が残る亜熱帯の森。約1万8000年前に生きていた「港川人」の居住区としての可能性も高く、今も発掘調査が行われ、「自然」や「命」に思いを巡らせながら体感していただくことをコンセプトにしています。谷の広さは約14500坪、歩行距離は約1㎞。足を踏み入れて初めて分かる、広大な太古の世界が広がっています。


日本人のルーツ?港川人


港川人とは、沖縄県南部の石灰岩採石場で1970年に化石人骨として発見された人類です。
発見された4体の内、港川人1号と言われる1体は、人骨は頭の先から足の先まで骨が揃い、保存状態が非常によく、現代の私たちに多くのことを教えてくれています。


彼らは、約2万年前に実際にこの地に生きていた、旧石器時代の人類。
身長はおおよそ150cm前後で、現代人に比べると小柄です。その骨格から、森の中を歩き回りながら狩猟採集の生活をしていたであろうと推測されています。


現在判明している最古の人類は、アフリカ中部で発見された約700万年前のチャド猿人。
その後、様々な人類が誕生しては消滅していきました。そして、私たちホモ・サピエンスは、今からおよそ20万年ほど前にアフリカで誕生し、その後、今から約6万年前に我々の祖先はアフリカを飛び出し、世界中へと旅立っていったと言われています。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-3 TOKIO 2020 ~ 生命の神秘をたどる旅とは ~「 あなたはもう行きましたか ⁉  今、世界が注目する  ガンガラーの谷へ」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6373788



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ZIPANG-8 TOKIO 2020

日本の精神文化と国土の美しさについて再発見その1. 全世界との情報の共有化その2. 偏り、格差のないローカリティの尊重!その3. 美しきものへの学び、尊敬、関心を高める教育と推進

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